教育について
4つのプロジェクト
祈りに見出す
神と人に対する愛と奉仕の実践
祈りに始まり祈りで終わる学校生活や宗教行事を通して、子どもたちは神の存在を知り、手を合わせて祈ること、感謝することを学びます。また、「ルワンダレスキュー隊」の活動などの奉仕活動を通して、支え合い、分かち合い、学び合う日々の活動を大切にします。
日々のお祈り
静かに目を閉じて瞑想し自己を振り返りながら、神と対話する時間を大切にしています。今を生きていることへの感謝の心を持ち、みんなで心を合わせて祈ります。
祈りの時間(1日5回)
- 7:45 ロザリオの祈り
オラトリウムでシスターと一緒に心を込めて祈ります。(自由参加) - 8:45 朝の祈り
朝のお祈りをし、担任の先生と1日のスタートをします。 - 12:45 食事前後の祈り
さまざまな人に感謝の気持ちを持って食事をいただきます。 - 13:20 お告げの祈り
全校児童そろって、マリア様へお祈りを捧げます。毎月11日は「平和を求める祈り」も唱えます。 - 15:20 帰りの祈り
その日を無事に過ごせたことに感謝し、祈りで1日を締めくくります。
祈りの集い
カトリックの暦に沿って行う祈りの集いには、全ての児童と教職員が参加。四旬節・聖母月・ロザリオ月・待降節などには、良い行いを進んでできるよう目標を決めて取り組みます。
奉仕活動
主な活動は「お米一握り運動」(大阪 ふるさとの家へのお米の支援)と「ルワンダレスキュー隊」(義足作りのプロジェクトへの協力)です。これらを通じて、自然災害によって緊急に支援を必要とする世界中の人々に目を向け、今自分にできることが何か考えて行動できる人間を育てます。日々の学校生活の中でも清掃活動や他学年との交流の中で、周囲の人のために働く喜びを味わいます。
ルワンダ・レスキュー隊の活動
支援活動のはじまり
1994年、一人の児童が新聞記事「ルワンダに義足を」を読み、「ルワンダ救援活動をするにはどうしたら良いのか。」と申し出たところから始まりました。その日のうちに一学級で「ルワンダ支援活動」が決定し、その後子どもたちの考えるアイデア・企画は次々に実行され、その行動力は周りの人たちに大きな影響を与えました。現在も、ルワンダ・レスキュー隊が中心となり、平和を願い命の大切さを呼びかける活動を引き継いでいます。
現在までの活動
- 1994年度
- ・ 新聞を使った学習(NIE)で、5年生男子がルワンダ難民の記事に目を留め、ルワンダ支援活動を始める
- 1996年度
- ・ ルワンダレスキュー隊誕生(5年生)
・ 絵本「地雷ではなく花をください」の紙芝居を作り、上演する - 1997年度
- ・ 「吉田真美(ワンラブ・プロジェクト)さんのお話を聞く会」を始める
・ チャリティミニバザーを始める
毎年、お話を聞く会とチャリティバザーは続けられる。 - 1998年度
- ・ 東京地雷会議に出席
ルワンダレスキュー隊担当教員2名が子どもたちの活躍を報告する - 2000年度
- ・ 「ぼくらルワンダ・レスキュー隊」の書籍発行
・ 地雷の箱で花を育てる活動を始める - 2001年度
- ・ 平和の象徴である「オリーブの木」を真美さん、ガテラさんと共に植樹
- 2002年度
- ・ 地雷をなくそう!全国こどもサミットに代表校のひとつとして、レスキュー隊員2名がサミットに出席する
- 2003年度
- ・ NPO法人ネットワーク地球村に出席
・ 「葉祥明さん&高木善之さんジョイント講演会」にレスキュー隊出演
「もしも地雷がなかったら」を歌う。 - 2004年度
- ・ 地雷をなくそう!スプリングミーティングに実行委員が参加
・ 国際ソロプチミスト募金活動に参加
・ ルワンダレスキュー隊保護者の会発足
・ 中高学院祭に参加 バザーと募金活動を行う
・ 真美さん、ガテラさん、ルワンダの子どもたち(2名)来校
全校児童とルワンダの子どもたちとの初めての交流会
・ 10年間におよぶルワンダ支援活動が第35回「博報賞」(文化教育育成部門)を受賞 - 2005年度
- ・ ルワンダの子どもたちと手紙交換
- 2006年度
- ・ 大運動場横のルワンダ畑で野菜を育て、販売
・ 「ウォーカソン」の募金先に「ワンラブプロジェクト」が選ばれ、保護者・児童・職員約150名が参加 - 2009年度
- ・ KBS京都 ラジオ放送の取材を受ける
- 2010年度
- ・ 東日本大震災の被災者の方に向けて義援金の回収を呼びかける
- 2013年度
- ・ 読売テレビ「グッと!地球便」で真美さんとガテラさんの活動とともに、ルワンダレスキュー隊の取り組みも紹介される
隊員の声
- 活動を続けていきながら、地雷による被害者をなくすにはどうしたらよいか考えていきたいです。(6年生)
- 縁の下の力持ちとして頑張りたいです。目立たないことでも頑張ってやります(5年生)
- ルワンダの人たちに喜ばれることをします。(4年生)
- ルワンダの人たちを助けたい、真美さんとガテラさんの力になりたいと思っています。ぼ金や畑仕事が特にしたいです。(4年生)
- 人が喜んでくれることをしたいです。1年生の時から「あんな人助けができるような人になりたい。」とずっと思っていました。(3年生)
保護者の方の声
- 人は助け合って生きていることを勉強してほしいと思います。
- 大好きな野菜作りなどをして、困っている人を助けられるといいですね。応援しています。
- 自分の力を使って人に奉仕し、喜んでもらえることを自分の喜びと感じられる子どもになってほしいです。
- 自ら進んで入隊したいと考えたようで、保護者としても大変嬉しく思っております。一人の力がわずかであっても、皆で力を合わせるすばらしさを知り、国境を越えた幸せを考えられる人間になってくれたらと願っています。