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その他 2年生「生活・国語 自分の成長を振り返ろう」

生活の授業で「自分史」を作りました。これは,自分の誕生から現在に至るまでの心身の成長を振り返るものです。

1月に助産師さんから「命の授業」を受けており,2年生ながらに生命の始まりから出産までをイメージできています。針の穴ほどの大きさだった命が,今は九九を覚えてローマ字入力ができる2年生になっています。

自分史を制作するために生後7~8年間の写真を集め,お家の方に名前の由来や誕生時の家族の様子,成長過程のエピソードなどをインタビューしました。それを基に紙面を構成します。吹き出しや囲み線,挿絵を効果的に使って書く様子は編集者さながらです。この一年間,折に触れて新聞作りを行ってきた成果が表れています。

出来上がった自分史を友だちと読み合い,お互いの成長と個性を理解し合う素晴らしい時間も生まれています。

そして,国語の「話す力」を伸ばす取り組みとして「成長発表会」を開きます。

発表には,スクールタクトで作成したスライドを使用します。視認し易い文字の大きさや文量,文字色と背景カラーのバランス,効果的な画像の挿入などを考えて資料を作りました。グループで発表練習を行った際には「もっとこうしたら良い」という活発な意見が飛び交い,意欲みなぎる姿勢に頼もしさを感じました。

発表は,電子黒板にスライドを投影して行います。以前にも「おもちゃ作り」でプレゼンテーションを経験している子どもたちですが,人前に立つのはとても緊張するものです。聞き手となる子どもたちは,お友だちの発表を評価します。「声の大きさ・説明力・資料の見やすさ」を客観的に判断し,自分の発表に生かすためです。

一通り発表が終わると質問タイムです。「それはつまりどういうことですか?」「もう少し詳しく教えてください。」など,予定していない質問に発表者は答えようと思考をフル回転させます。その場に応じた回答を行うためには必要不可欠な力です。学年が上がるごとに適応してくれることを期待します。

国語は全ての学習における読解・理解・習得・発展のための基幹教科です。2年生は,プレゼンテーションを行うことで国語力を伸ばしました。進級後も言葉を書き,言葉で伝え,言葉のデザインを楽しめる子どもたちであってほしいと願います。