校長ブログ

Nevers English Club〜英語で楽しむ会〜

カテゴリ:イベント

2019.06.18

6月25日(火)から保護者の方々と英語で様々な活動を楽しむという趣旨の会を開催します。以前から保護者の方と肩肘張らず、リラックスした雰囲気の中で英語に親しむ集まりができないかと考えていました。その時期が来たかなと思い、小学校のアクティブラーニング室で90分間やってみます。

しかし、このように書いても、「英語力が全然ないのに大丈夫ですか?」「学生時代、英語がからっきしダメだったんですけど、ついていけますか?」といったお問い合わせが寄せられていますが、全く問題ありません。楽しむ会だと宣言しているにも関わらず、ご自身の現状の英語力を気にされている方が多いのですが、ただ単に英語に親しむだけですので、どんな方でも大丈夫です。

単に英語に親しむ会をやりたいだけなんです。どんな方でも大歓迎。英語を話すことを強要したり、意味の分からない読み物を訳してもらったりなど絶対しません。楽な気持ちでお越しください。

小学校の保護者の皆さまに実験的に一斉にお知らせしましたが、今日の保護者会総会で中高の保護者の方々にもお知らせしたら、「参加できますか?」という嬉しいお申し出が多数ありました。もちろん、大歓迎です。

「英語ってこうやって触れたら良かったんだ!」と童心にかえって、賑やかに笑顔で楽しんで頂ければ、幸いです。日時は以下の通りです。何名いらっしゃるか当日まで分かりませんが、おひとりしかいらっしゃらなくても、マンツーマンで楽しいことしますので、こちらは何にも心配しておりません。

日時:6月25日(火)
   12時30分から14時まで(途中退室可)
場所:小学校1階AL室

日本全体を覆っている英語に対するネガティブな空気を吹き飛ばしたい。まず香里園上空だけでもすっきり空気をよくしたいと思っています。

遊びと学びは繋がっている

カテゴリ:校長のつぶやき

2019.05.31

先日見学した本校の情報の授業が素晴らしいものでした。「スフィロ(Sphero)」という球体のロボティック・トイをアプリと連動させて動かします。自分でプログラムを組んでロボットの動きを決めることができるのです。

6年生が、このロボティック・トイを使って、「1年生ともっと仲良くなりたい!1年生のために遊びを考えよう!」とロボットの動きや遊び方を考えました。

水に浮かべてみたり、ロボット同士を戦わせてみたり・・・。6年生の上手な説明や手助けを受けながら、1年生が夢中になって遊ぶ光景ににんまり。最初は緊張気味だった1年生もすっかり6年生と打ち解け、嬉々として遊んでいました。そんな遊びの場面場面を細かく見てみると、上級生の主体的な声掛けや下級生の積極的な問いかけなど、様々コミュニケーションの形が見られました。

そこでふと思い出したのが、新学習指導要領。「主体的・対話的な深い学び」が掲げられていますが、明治政府樹立後の日本の学校教育では育まれにくかったものです。

日直の号令に合わせて、起立、礼、着席で授業が始まり、教員が黒板に板書して知識を披露する。それを子どもたちは黙々とノートに写し、テストのために暗記する。その出来不出来をテストで測るというプロセスが重要視されました。

確かにこの教育スタイルが求められ、うまく機能した時代があったことを否定はしません。明治の開国から高度経済成長期まで工業化が求められました。管理者の指示を素直に聞き入れ、マニュアルをきちんと暗記し、正確に仕事を処理し、規則的に同じルーティンをこなすことができる人材を時代が求めていたのです。

しかし、時代は変わりました。本校が3本柱のひとつに据える21世紀教育やPBLの中で当たり前のように育まれる、「主体的・対話的な深い学び」へと教育の方針が変わり始めました。AIに代替できない人間の能力をこれからは伸ばしていかなければなりません。

ただし、気をつけたいことがあります。プログラミングなどの知識にばかり偏ってしまうと元の木阿弥です。自ら考え、創造的なアイデアを出し、他者と協働してアイデアを形にしていく実行力を持つためには、幼いころからやるべきことがあります。それは「遊び」です。

キャベツの葉についた虫の動きをゆっくりたっぷり見つめてみたり、苦労しながら木に登ってみたり、子どもたちが思い思いに好きな時間を過ごすことが大切。

大人から見ると何をしているかよく分からない、大人が思っている「学び」にとっては非効率で、遠回りな過程である「遊び」こそが子どもたちにとってはかけがえのないものなのです。感性が豊かで想像力のある人間へと導く根源的な活動とも言えます。

ある対象に興味を持ち、ゆっくりと時間をかけることで、子どもたちの内側で何かが芽生え、熟成していく。ひとりひとり関心を抱く対象は異なっていて当然で、遊び方も人それぞれでいい。

そして、幼い頃にしっかり遊んだ子どもたちは、将来、独自の考えを持ち、独創的なアイデアを持つようになるでしょう。

21世紀の今、学びの質の転換が求められているのです。本校のPBLはワクワクするプロジェクトや課題に取り組むこと。遊びと地続きの学びです。

加えて、子どもたちと日々接する教員もオリジナリティを持つためのゆとりや遊びの時間が非常に重要であるとも思います。

毎日、できる限り、朝遊び、共遊、お昼休みは外に出て、児童と遊ぶようにしています。遊んでいる時はもちろん、ダンゴ虫をはじめ様々な生き物を発見しては目を輝かせている時の彼らの表情はイキイキしています。遊びながらまさに学んでいます。

6年生の授業と日々の児童との遊びの中で、21世紀教育やPBLに求められるものについて考えてみました。



香里ヌヴェールに英語ディベート文化誕生

カテゴリ:校長のつぶやき

2019.05.29

本校の高校1年生と2年生、12名と英語ディベートのコミュニティを作りました。各教室で即興型英語ディベートの魅力と可能性について話をさせてもらったのが4月。思いのほかたくさんの挑戦者が集まりました。

さて、即興型(パーラメンタリー)ディベートとは、一種のパブリックコミュニケーションです。英国の議会を模した「一般的な知識と価値観を持つ聴衆を説得する」ための討論ゲームだと言われています。

英語ディベートに取り組むと以下の能力の向上が見込まれます。

◎コミュニケーション能力
◎論理的で柔軟な思考力
◎即興性
◎課題発見力
◎問題解決力など

まさに21世紀教育にふさわしい、グローバル人材に求められる能力を育む訓練と言えますね。

ディベートを実際にやってみると分かるのですが、人をいかに説得するかが勝負で、単に知識を伝えるだけでは不十分です。聞き手が納得できる明快な表現や説明が求められます。

争点や討論の内容を整理し、反駁し、聴衆の意識を惹きつける話し方とユーモアのセンスも重視されます。大勢の前で英語を駆使して聴衆を説得することは技術を要することですし、最初はかなり緊張もしますが、慣れると快感へと変わりディベートの虜となります。

また、直前に与えられた論題に対して柔軟に思考し、議論をチームメイトと共に組み立てていくプロセスもパーラメンタリーディベートならではの魅力です。

まだまだ始めたばかりの部員たちですが、現状を憂うのではなく、未来を語ってあげることで、日に日にモチベーションが上がり、毎日放課後ディベートに取り組んでいます。

6月9日(日)に本校でHPDU高校生ディベート新緑杯を開催します。関西のチームだけでなく、愛知、福井、徳島などからのエントリーもあり、当日が楽しみです。本校からは高1から1チーム、高2から1チームが参加します。詳細は以下のリンクからHPDUのホームページでご覧ください。

https://www.hpdu.jp/

当日の見学も大歓迎です。

日本人と英語力

カテゴリ:校長のつぶやき

2019.05.22

日本国内の英語教育&ビジネス市場は8000億円規模とも言われ、書店に足を運べば所狭しと英語関連の本が並べられています。おそらく毎月新しい本が出版されてはいますが、冊数に比例して日本人の英語力が高くなったという話は耳にしたことはありません。

多少穿った見方かもしれませんが、以下のような空気が日本を覆ってしまっているような気さえすることがあります。

「日本にいては英語力が身につくことはない。」

「日本人には本当は英語力なんて必要ない。」

グローバル化という言葉を耳にしない日はないくらいですが、実はグローバル化という言葉を信じている日本人は思いのほか少ないのかもしれません。

しかし、海外に目を向けると、今まで英語教育に熱心ではなかった印象のあるロシア、フランス、スペインといったヨーロッパの国々が方向転換をし、アジアの周辺諸国も日本よりもずっと進んだ英語教育を展開しています。

それに対して、高校卒業時の大半の日本人の英語力はCEFRに換算するとA1程度と言われます。つまり、中高6年間の英語教育を受けても、自由に読み書きができず、不自由なく英語を聞き、英語を話すことができません。

なぜなのでしょうか?

帰国子女ではないからでしょうか。

バイリンガルではないからでしょうか。

違いますよね。やり方や教え方が悪いのです。

そして、英語「を」学ぶと同時に、英語「で」学ぶというマインドでワクワクしながら語学習得に時間を費やしていないからなのです。

これまでの英語教育で大量生産されてきたモデルは、日本語脳を基盤にして、英語を「和文和訳」や「英文和訳」というフィルターを通して処理するというものでした。

それに対し、今後、本校の英語教育で求めていきたいモデルは、日本語コンテキストでは日本語脳で日本語を処理し、日本文化に相応しい所作にまで十分に適応し、英語コンテキストでは英語脳で英語を処理し、英語文化に相応しい所作にまできちんと適応するというモードチェンジが可能なものです。

香里ヌヴェール学院小学校の英語教育では、上で述べたようなバイリンガル教育で掲げられる理念を体現し、具現化して児童の言葉に対する感性を磨き、日本語と英語双方の力を高める環境を整えていきます。

これまで実践してきたフォニックス、多読多聴、多話多書、生素材、ディベート、ディスカッション、そして海外でのプログラムなどを小学校でさらに深く濃く落とし込むことを計画しています。

最近は、マイルドな語り口でお話しすることが多かったのですが、今週金曜日の私小連全大会の基調講演では、より鋭く英語教育についてお話したいと思っています。

芸術の朝

カテゴリ:学校のこと

2019.05.20

月曜日は朝、ベルナデッタホールで全校朝礼を行います。

今日は児童会から「外からいらしたお客さまにもしっかりと挨拶をしよう!」という呼びかけがあり、ステージ上で挨拶の仕方に関するデモンストレーションがありました。今週金曜日に西日本私立小学校教員研修会が本校で行われます。1200名ものお客さまに丁寧にご挨拶ができるかな。

さて、その後は6年生と5年生から合唱の発表がありました。最初に6年生が単独で『あんたがたどこさ』を歌ってくれました。早朝にも関わらず、よく声が出ていましたし、しっかりと練習したことが伝わる素晴らしいパフォーマンスでした。次に5年生と合同で『群青』。人数も二倍になり、圧巻でした。

通常、コーラスコンクールなどの行事で見かけるくらいの高いレベルの合唱を月曜朝礼で聴くことができ、ついマイクを持って感想を述べてしまいました。それほど、下級生にとっても教員にとっても誇らしいくらいの出来栄えで、驚きと称賛が入り交った清々しい気持ちになれました。5年生と6年生の皆さん、ありがとうございました。

『あんたがたどこさ』という郷土の歌を聴くことができたのも、御縁なんでしょうね。

さらに、朝礼後に見学した1年SECの授業も偶然、図工でした。英語イマージョンで図工というもの。教員の英語での説明を熱心に聞き、自身の創作活動に没頭する姿に見入ってしまいました。作品の仕上がりが今から楽しみ。

週のあたまの月曜日。芸術色の強い朝となりました。

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