校長ブログ

学年ミサと第3回Nevers English Club

カテゴリ:校長のつぶやき

2019.09.07

昨日の午前中は複数の行事が開催され、三たび保護者の皆さまの前でお話をする機会に恵まれました。

最初は2年生の学年ミサ終了後。5分程度、始業式や月曜朝礼で子どもたちに伝えた内容を共有しました。

世界で実際に起こっている環境や気候の変化に対して、自分たちはどんなことができるのか。年齢はただの数字に過ぎず、子どもたちだって機会を与えられれば、情報を発信することは十分にできる。そして、多くの大人がなぜ環境問題含め社会の諸問題に対して見て見ぬ振りをするケースがあるのか。問題意識を持ち続けることや声を上げることの重要性について説きました。

また、Men for othersの精神には、社会の中で苦しい思いをされている少数派の人たちの目線に立って、心を寄せて、辛い思いをされていたら喜んで手を差し伸べることも含まれる。私が公の場で日本語と英語の両方でお話をするのは、日本語を介してのコミュニケーションがままならない方々が日本社会の中で苦労されていることを熟知しているからで、その場に一人でも日本語では意思疎通ができない方がいらっしゃるのであれば、相手の立場に立つ必要や義務があり、21世紀を生きる者として外国語も使う責務があるのではないか。

こういったお話をお伝えしました。

その後、3年生のミサでは共同祈願に加えて頂きました。3年生とも、授業やモジュールに参加し、外で遊び、教室や校長室でお話したりと一緒に過ごす時間が増えており、ひとりひとりの良い面が少しずつ見えてきましたので、彼らの良さが複数の物差しによって、柔軟にそして公正に認められ、さらに輝きを増すような環境が整えられますように、そして学校と保護者の皆さまが協力して、教育に関わっていくことができますようにお導きくださいと祈願いたしました。

そして、最後は第3回 Nevers English Club。様々な行事が重なったにも関わらず、約20名の参加者があり、胸が熱くなりました。今回は一部リクエストにもお応えして、以下のようなラインナップ。

1.発音矯正(特に母音の出し方)の仕方
2.発音矯正のための効果的な洋楽の紹介
3.ORTを用いた多読多聴の始め方
4.ミュージカルスキットを使った英語の学び方

4番目はライオンキングの名場面を題材にグループごとに役になりきり、短いスキットを歌付きで練習して頂きました。なかなか最初は恥ずかしいのですが、最後は楽しそうにグループ発表される様子を眺めながら、幸せな気持ちになりました。

「英語が楽しい!」と「英語力が伸びる!」は両立すると信じており、また、私自身、常に語学を学び続ける立場ですので、これまで実践してきたことに加え、最近取り入れていることも余すことなくお伝えするようにしています。

一見、私の単なる道楽のような英語で楽しむ会ではありますが、保護者の方々と英語学習や英語教育の情報を正しく共有し、子どもたちの成長の一助になればと思い、定期的に開催しています。

会の終了後も数名の保護者の方々とゆっくりとお話することもでき、嬉しい限りでございます。早いもので通算3回目の開催となりました。4回目の開催は詳細が決まり次第、お便りにてお知らせ致します。今回もお忙しい中、Nevers English Clubに足を運んで下さいまして、誠にありがとうございました。学年ミサならびに説明会にお越しくださった方々にも重ねて御礼申し上げます。

激動期と言われる現代において、来るべき変化に対応すべく、集団のひとりひとりが持っている多様な能力や資質が生かされる環境や雰囲気作りをいつも考えています。子どもたちが不安や恐怖を持ってしまう、単一の物差しだけで評価される「金魚鉢」のような場所はその来るべき変化に対応できず、硬直化してしまいますので。

プレテスト・体験会

カテゴリ:イベント

2019.07.06

本日は年長児対象のプレテスト・体験会を開催しました。多数のご来場に加えまして、欠席者がほぼおられなかったことに感激いたしました。

さて、全体会での校長挨拶では本校が96年間の歴史の中で大切にしてきたカトリック教育と21世紀の教育デザインについてお話しました。

昨日は祈りの集いがお御堂で行われ、多数の児童が聖歌を歌い、祈りを捧げました。宗教委員を中心に学年を問わず、朝早くから穏やかな時間を過ごすことができることに、子どもたちの熱心な姿を眺めながら感謝しました。

また、先日も触れました修学旅行、長崎巡礼の旅を通して、6年生の児童たちが日本の発展のために寄与された宣教師と日本人の心の触れ合いから多くを学ぶ姿を非常に誇らしく思いました。何気ない日常の中でカトリック教育を大切にしているからこそ、過去を自分事にできるのだと思います。

プチジャン神父様もド・ロ神父様も本校の創設者も100年も前から、日本人の教育に尽力された方々です。抜群の公共心を持ち、人生を全うされました。公共心、公共性と言えば、アメリカの哲学者、ジョン・デューイを思い出します。彼は「公共心」とは共通の目標を持ち、協同して活動に主体的に参加することだと唱えました。

激動の時代と言われる今、求められるのは100年前から望まれていた教育をデザインしていくこと。そして、何より香里ヌヴェール学院小学校には、創設者が96年前に掲げた建学の精神があります。また、バトンを引き継いた今を生きる私たちもずっと大切にしている以下の言葉もあります。

「聖母の子ども一人一人が家族のため、友のため、また社会において、真理の中に人々の心を結ぶ平和の天使でありますように」

子どもたちが将来、公共心を持った優しい大人へと成長する手助けをすることが我々の務め。さらに、彼らの将来を見据えた時、これからの大人の役割とは、ただ教えるだけでなく、子どもたちの発想を生かしながら、共に学び、社会課題の解決へ向かうこと。

このようなお話をさせて頂きました。

本日のプレテスト・体験会を迎えるにあたり、教職員一同、一人一人を大切にする、温かい気持ちを持ち、リハーサルを重ねました。自慢の教職員が、来校予定の年長児さんたちを想像し、楽しそうに予行演習をする様子に、本日の成功を予感しました。

緊張もされたと思います。しかし、多様性に富んだ、個性豊かな本校教員との触れ合いの中に、日々のカトリック教育や21世紀教育で大切にしていることを少しでも感じ取って頂けましたら、幸いでございます。

今日もお出迎えとお見送りをしました。お出迎えの際は多少強張っていた表情も、お見送りの際は笑顔が弾けており、言葉を交わしたり、ハイタッチをしたりしました。本日の体験をご家庭で少しでもお話してくれていたら、とても嬉しく思います。

8月の説明会でまたお会いできることを楽しみにしています。

Debate Mateサマースクールin香里ヌヴェール学院

カテゴリ:イベント

2019.06.29

Debate Mateをご存知ですか。イギリスに本部があり、世界中で活躍するプロフェッショナルのディベート教育団体です。そのDebate Mateのサマースクールをなんと本校で開催する運びとなりました。中高生向けのセミナーと教員向けのセミナーを同時開講致します。

今年の1月に埼玉県熊谷市で行われたODWCという英語ディベート国際交流大会でインスタラクターを努めたのがDebate Mateのメンバーたちでした。ディベートに対する指導力もさることがなら、非常に熱意があり、教育的な姿勢に感銘を受けました。それまではディベートというと、相手を物量で論破するものだと誤解していましたが、Debate Mateのおかげで、世界平和を念頭に議論を重ねていく建設的な活動だということが理解できました。

もし、Debate Mateとの出会いがなければ、今ほど英語ディベートに深く関わることもなかったでしょう。しかし、今では、私自身も毎週2、3回ほど大人のサークルの中で練習していまして、英語力向上は言うまでもなく、思考力アップや時事問題の深い捉え方など様々なスキルの涵養に繋がることを確信しています。

英語力の大幅な向上を目論む中高生には、2学期以降、英語の学び方に革命が起きるくらいの大きな変化が生じるでしょう。加えて、「何のために英語を学ぶのか?」「英語力が高まるとどんな世界が待っているのか?」など様々な疑問がクリアにもなります。

1月の感動体験をできるだけ多くの方々と共有するというのが、今回サマースクールを主催する大きな理由の一つです。ディベートを通じて、Debate Mateを通じて世界と繋がる忘れられない3日間となるでしょう。

以下は学生向けセミナーのスケジュールです。細かくそして丁寧にDebate Mateの指導を受けることができ、英語ディベート初心者の人でも十分に満足して頂けるプログラムであることがお分かりいただけると思います。

スケジュール
7月26日(金)実演ディベート
午前 世界レベルのディベーターのフル・ディベート 
*質疑応答あり
午後 第1部:ディベートと説得術入門
論理立てた主張の仕方、アイス・ブレーカー 
第2部:自信を持って論説を行う方法を探り論理立てた主張の仕方を習得
第3部:反論とポイント・オブ・インフォメーションの行い方、反論の重要性について
7月27日(土)第4部:要約スピーチの詳細や定義
第5部:説得力をもって格好よく話すコツ
第6部:議論の様々な種類を学ぶ
7月28日(日)ディベート大会 3ラウンドと決勝

中高生向けセミナーの詳細は以下のURLからお願い致します。
https://wakupro.wixsite.com/website?fbclid=IwAR2Nlweb186FJH66FI9wwbPIOosHssCDMJXoEADvXnr_JR-xPZCKBm1IRmg

教員向けセミナーの詳細は以下のURLからお願い致します。
https://wakupro.wixsite.com/website-1?fbclid=IwAR2atCkNl04fTbwy00LH8U9L7GJxQ0kp96wCMS1A8YJHXKNstoDA9OB1HUM

まだまだ申し込みは受付けております。できるだけ多くの参加者と共にDebate Mateを香里の丘に迎迎えることができれば幸いです。

校長室を訪れる小さな天使たち

カテゴリ:校長のつぶやき

2019.06.26

ここ3日ほど、どういう訳か校長室を訪れる子どもの数が増えています。昨日は「英語の本を一緒に読んでもらえませんか?」と一人の子どもがやって来ました。発音がとても上手で感心しました。「誰に何と言われようと、今の綺麗な発音に自信と誇りを持って英語を続けてね!」と声をかけました。私自身が中学1年生の頃、複数のクラスメイトから自身の発音をからかわれた時、当時の英語担当の先生が守ってくださったことが教師を志した理由のひとつなので、その子どもが備えている宝物のような才能が同調圧力ややっかみで潰されないように見守っていきたいと痛切に感じました。

それから今日は郵便局との繋がりで授業を行っている2年生子どもたちが校長宛の葉書を配達にやって来ました。手作りの帽子を被り、郵便局員さんに扮した子どもたちがとてもかわいらしく、さらにクラスのみんなが書いてくれた葉書を受け取り、感激しました。それぞれの子どもたちが丹精こめて書いてくれたメッセージはどれも温かく、励まされるものばかり。返事を出しますので、楽しみに待っててくださいね。

さらに複数の子どもたちが「絵本の読み聞かせをしてくれませんか?」とやって来ました。校長室の奥には英語の児童書、絵本、ペーパーバックなどが置かれていることに驚き、お気に入りの本に手を伸ばしては食い入るように見入っていました。共遊の時間やお昼休みの時間は限られているので、「またいつでも来ていいよ!」と伝えると、嬉しそうな表情をして子どもたちは去っていきました。

出張などで留守にすることも多いのですが、より人が入りやすく、敷居の高くない場所として、校長室も認知されたら嬉しいです。今日の午後は特に人の出入りが多く、小学生、中学生、海外からの訪問者が同時に校長室で交流しているという、非常に賑やかな時間帯もありました。

さて、校長室を訪れた子どもたちの素直な目の輝き、生きる歓びを目の当たりにした時、私はマタイによる福音書の、イエス様が仰られた次の言葉が頭に浮かびました。

マタイによる福音書 18章
1 そのとき、弟子たちがイエスのもとにきて言った、「いったい、天国ではだれがいちばん偉いのですか」。
2 すると、イエスは幼な子を呼び寄せ、彼らのまん中に立たせて言われた、
3 「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。
4 この幼な子のように自分を低くする者が、天国でいちばん偉いのである。
5 また、だれでも、このようなひとりの幼な子を、わたしの名のゆえに受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。
6 しかし、わたしを信ずるこれらの小さい者のひとりをつまずかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海の深みに沈められる方が、その人の益になる。


この子どもたちの目の輝きを失うことがないよう、私たちはイエス様の言葉の通り、大人こそが、学びの素直さを輝かせて、子どもたちと共に歩んでいきたいと思っています。

よく知られた一節ですが、この18章の書かれた内容を思い出しながら、子どもたちが目の輝きをいつまでも失わないような関わりを続けていきたい、そう強く願う一日となりました。

第1回Nevers English Club大盛況のうち終了

カテゴリ:イベント

2019.06.25

本日、12時30分から14時まで、Nevers English Clubという英語で楽しむ会を開催しました。対象は本校の保護者の皆さまです。なんと35名以上の参加者がありました。おひとりでも実施しようと思っていましたので、あまりの参加者の多さに驚くとともに感激しました。会場のALルームが危うく溢れかえるところでした。

日本には、英語に対するアレルギーをお持ちの方が多いので、とにかく楽しく英語で生の素材に親しむというのがこの会の趣旨です。強制的に英語で話しをしてもらうこともしませんし、いきなり英語でディスカッションしたりは絶対にしません。

今回のメニューは多読、発音、そして洋楽としました。

冒頭でスライドを使って、英語多読の効用と楽しみ方を説明し、その後30分ほど実際にOxford Reading TreeやSunshine Booksを丁寧に読んでもらいました。読んだ後はペアでお互いに読み聞かせまでいきました。「英語を楽しんでいいんだ!」という雰囲気が徐々に浸透していくと、参加者の皆さまの表情が穏やかになり、最後は素敵な笑顔がたくさん見れました。

なぜ読むのが遅いのか?なぜ基本的な表現を知らないのか?なぜ英語の読みだけでなく聞き取りができないのか?など様々な疑問にひとつひとつ答えていきながら、多読の効用を今回だけでも実感されたようで、満足のいくコンテンツをご提供できたと思います。

少しアメリカ英語とイギリス英語を披露しながら、発音、特に母音に焦点を当てて、発音指導もしてみました。次回はより長い時間英語の発音指導しますね。脱カタカナ発音です。

最後に洋楽を全員で熱唱。歌は多読と同じくただただ楽しいというのもあるのですが、繰り返し練習することで本物の表現がインプットされるので、英語力アップにも繋がります。

今回の様子を見ていると、もっと大きなことができそうです。また参加者も増えそうですし、幸先良いスタートがきれました。Nevers English Clubで合唱団や劇団を結成しても面白いかもしれません。

夢は大きく!

参加者の皆さま、平日のお忙しい時間帯にお越し頂き、誠にありがとうございました。

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