校長ブログ

2016年度を終えるにあたって

カテゴリ:校長のつぶやき

2017.03.31

この一年の間に、何回か「砂と石」とお話を子ども達にしてきました。



「砂と石」

アラブ人の二人の友人がいた。

ある日、口論になり、一方の青年が相手を殴った。殴られた方は、怒りと悔しさでいっぱいになり、砂の上にこう書いた。

「あいつは僕を侮辱して殴った。一番分かり合える友だちだと思っていたのに、何てひどいやつだ!」

それから時を経たある日、殴られた方の青年は、海で遊泳中に溺れかけた。あの同じ友人は、最初に気がついて、必死で彼を助けた。そして、二人は無事に岸までたどり着いた。助かった青年は、石にこう刻んだ。

「僕が溺れかけたとき、君は助けに来てくれた。僕の命を救ってくれた、一番の友だちだ!」

青年が石に刻みつけているのを見て、友人は不思議そうにきいた。

「なぜこの前は砂に書いて、今度は石に書くのかい?」

青年は答えた。

「友だちが侮辱したことは、そのうち消えて忘れるように、砂に書いた。そして、してくれたいいことは、いつまでも忘れないように、石に彫っておこうと思ったんだよ。」



もうお分かりのように、このお話は、許しと感謝がテーマになっています。子ども達がこれからの人生を豊かに生きていくためには、まず、一人ひとりが神様からいただいた長所(才能)を開花させることが必要です。しかし、生まれたばかりのときはまだこの才能は開花していません。そのために、教育をとおして、しっかりと学び続け、その才能を開花させていきます。そして、与えられている才能を伸ばし開花させると同時にその才能を周りの人のために使っていくことが本当に幸せになる生き方だと信じています。そのときに、許しと感謝の人間関係が重要になってきます。この生き方をする限り、子ども達は、苦しいと思うことがあったとしても、必ず仲間とともに、道を切り開いて生きていくと思います。人は、一人ぼっちではないからです。だから、希望を持って生きていけるのだと思います。


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