校長ブログ

心に橋をかける!

カテゴリ:校長のつぶやき

2019.01.08

明けましておめでとうございます。
2019年が、皆さまにとって、
神さまに祝福された恵みの年となりますように、
心よりお祈りいたします。

本日より3学期がスタートしました。
6年生にとっては、最後の学期となります。
卒業後の人生も含めて
子どもたちに幸せになってほしいという願いをこめて
本当の幸せについて次のお話しをしました。


『昔々、隣同士の農場に住む二人の兄弟に争いが生じた。40年の間、並んで農作業をし、機械を分かち合い、必要に応じて仕事や商品を首尾よく交換してきた中で、初めての深刻な仲たがいだった。それは小さな誤解から始まり、より大きな行き違いに発展し、ついには口汚い言葉をぶつけ合うようになり、その後何週間もの沈黙に入っていた。こうして、長く続いた協力関係は分裂してしまった。
 ある朝、兄の家の戸を叩く音がした。彼が戸を開けると、大工道具を入れる箱を持った男がいた。彼は言った。
 「私は数日間の仕事を探しているのですが。きっとここには、何かちょっとした仕事でもあるのではないでしょうか?何かお手伝いできることはありませんか?」
 「ありますよ!」兄は言った。「あなたに仕事があります。あの農場を横切る小川を見てください。あれは私の隣人、実は、私の弟が作ったのです。先週、私たちの間には牧草地がありましたが、彼がブルドーザーで川の堤防に突っ込んで、今は小川が私たちの間を遮るようになったのです。たぶん、彼は私を困らせるためにこのようなことをしたのですが、私はもっといいことをしましょう!納屋の横に木材が積んであるでしょう?私はもう彼の家も顔も見なくてすむように、フェンスを・・・8フィートのフェンスを作りたいのです。」
 大工は言った。「状況はわかりました。そのための釘と穴掘り機を用意していただけませんか?そうすれば、きっとあなたに喜んでいただけるようにできるでしょう。」
 兄は大工に必要な資材を購入するために、町へ出かけた。
 大工は一日中一生懸命働いた。夕暮れに農夫が帰ってくると、大工は仕事を終えたところだった。農夫の目は大きく見開かれ、言葉を失った。そこにはフェンスの陰も形もなかった。あったのは橋だ。一つの橋が小川の一つの岸からもう一方の岸まで、架かっていた!それはとても素敵な橋だった。手すりも何もかも・・・。そして彼の隣人、弟が、両手をいっぱいに広げて橋を渡ってきた。
 「お前はなんてやつだ!俺があれほどのことを言ったりやったりした後で、こんな橋を作るなんて!」
 二人の兄弟は橋の真ん中で、互いに手を握り合った。そして、道具箱をかついでいる大工を振り返った。兄が言った。「待ってくれ、もう数日とどまってくれ。他にもまだたくさん、頼みたいことがあるんだ。」大工は答えた。「私もここにとどまりたいんですが・・・もっとたくさんの架けなければならない橋があるんです。」
“MORE STORIES of LIFE and LAUGHTER”Fr.Bel San Luis, SVD 』


大工のしたことは兄の注文とは異なりましたが
この兄弟が心の奥底で望んでいたことを実現しています。
つまり、再び二人の心と心に橋がかかり、
気持ちが通い合い、和解と平和を取り戻すということです。

大工は「自分のしてほしいと思うことを人にもしてあげなさい」とおっしゃったイエス様のようでもあります。

イエス様に倣い、一人ひとりが大工のように
「自分のしてほしいと思うことを人にもしてあげる」ことを心がけ
お互いに助け助けられる暮らしをしていくことが
本当の幸せにつながる生き方ではないでしょうか。 



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