香里ヌヴェール学院小学校

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校長ブログ

2018.04.02

21世紀の世界で活躍できる子どもたちを全力で育成します!

21世紀の子供の未来のために、「必要な教育」とは
どのようなものであるべきでしょうか。

21世紀の社会はAIが発達し、
今ある職業の多くは無くなり、
新しい仕事が生まれると言われています。
人々は多様な価値観と出会い、
共に生きていくグローバルな社会に
なっていきます。

20世紀は、入学する大学によっておよそ入社先も想定され、
人生設計もある程度見通せるという予定調和の世界でした。
大学卒業時には社会の入り口のカ−テンは開いており、
その先がはっきりと見えており、決まったゴ−ルを目指して
着実に階段を上っていくというイメージだったと言えるでしょう。

しかし、今の子どもたちが社会に出ていくときは、
社会の入り口のカ−テンこそ開いていますが、
その先にはいくつものカ−テンがあり、
先の景色は見えにくくなっていることでしょう。
つまり、これからは予想がつきにくく、
変化の激しい社会となるので、
子どもたちはいくつものカ−テンを開け、
そこで初めて観る景色にその都度、
その時に獲得してきた力を総動員して
対応していくことになるでしょう。

新しい課題へのマニュアルはなく、
与えられた仲間とともに、正解が一つではない解決策を創り出し、
実行していくことを繰り返しいくことになるのです。
具体的には、自ら課題を見つけだし、
その課題解決に必要な情報を見つけ、分析し、組合せ、
他者とのコミユニケーションを通して最適解を創り出すことが
求められるのだと思います。
また、他者とコミユニケーションは対話を通して行われます。
対話にはまず、自分の考えを理由とともに伝える力が必要です。
予測のつかない変化の激しい21世紀において、
正解は一つではありません。
常に、あなたならどうするという本質的な問いに対して、
自分の考えを理由とともに伝えることが日常となると思います。
そして、相手の考えをクリティカルに受け入れ、
対話していくことで最適解を創り出していくことができるのです。

この社会の変化を受けて子どもたちの教育も変わります。
国が教育を変えると宣言しました。大学入試改革だけでなく
小学校から高校までの学習指導要領が変わります。
そのポイントは「主体的・対話的で深い学び」と「英語4技能」です。
お子様はこれから大学に行くまでの間にこの教育を受けていくのです。

そのために本校は、一貫校として、
香里ヌヴェ−ル学院中学校・高等学校とともに21世紀型教育に
取り組み始めました。
「主体的・対話的で深い学び」として、
Project Based Learning(PBL)に取り組みます。
また、週3時間のネイティブ教員による英語授業と毎朝のモジュ−ルタイム実施により、
英語4技能習得によるツールとしての英語力の向上に取り組みます。
PBLは、正解のない問いに意見を出し合い、聞き合い、
最適解を出す学びです。
正解のない問いに対して子どもたちの考えを引きだしていきます。
子どもたちは正解のない問いを自分事としてとらえ、考え、
根拠をもって理由を説明出来る力をつけていきます。
子どもたちの思考力・判断力・表現力がぐんぐんと伸びていきます。

私事で恐縮ですが、私は娘を二人授かりました。
次女は大学2回生です。
次女の入学した大学では、1回生の時から別学部の学生と学ぶ機会が
積極的に設けられていました。
一斉指導の座学形式ではなく、
あなたはどう思うかを伝えあう学びです。
自らの学部の専門の知識・技能を深めていくことに加え、
将来社会に出たときに、他の専門の人々とコラボレーションして
新しい価値を創り出す人材を社会に送り出そうとしているのだと
思います。
また、長女はこの春大学を卒業しました。
芸術系の大学に通っていましたので、
毎回の授業が実技による表現活動でした。
いつも自らの実力をさらけ出す毎日です。
芸術系に進んだ若者が社会で表現者として生きていくには
いろいろなチャレンジの方法を模索しなければならず
、その方法には正解がありません。
あなたならどうするという問いを
4年間考え続けてきました。
社会で活躍できる子を高校までに育て、
大学で伸ばしてゆくという長期的子育ての視点に立つと
小学校のころから自分はどう思うか、そしてそれはなぜかを考え、
表現し、失敗しても対立しても、
最後は友だちと最適解を生み出していける力をつける教育が
今まさに必要だと痛感しています。

二人の大学生を持つ親として、
55歳になる教育者として
この力こそ、子どもたちに残してあげられる財産としての教育だと、
確信しています。
私は、本校の校長として、
PBLを含む21世紀型教育を徹底的に推進することが、
子どもの未来に責任を待つ今の自分の責務であると思っています。

昨年度から取り組んできた、「正解のない問い、本質を考える問い」を
PBL授業で作り続けるチャレンジを今年度も全力で進めていきます。
そして、21世紀の社会を生き抜く平和の天使を育てていく所存です。

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