香里ヌヴェール学院小学校

サイトメニュー

校長ブログ

2020.02.07

ヤングアメリカンズ参加者からの感想(工藤勇一先生・千代田区麹町中学校校長)



前回の校長ブログでお知らせしましたヤングアメリカンズ(YA)のワークショップですが、2月6日(木)段階で130名の参加希望を頂いております。ありがとうございます。

さて、YAの素晴らしさについて他校で開催された先生からの声が届いておりますので、ご紹介いたします。千代田区立麹町中学校校長の工藤勇一先生のメッセージです。

/////////////////////////////////////////////////////////////////

「YAにあふれる人を喜ばせる歌とダンス」

私が初めてYAに出会ったのは、2016年のことです。奈良県の西大和学園高校を訪問した際、ちょうどワークショップが開催されていたのを見学しました。とてもダンスをしそうもない子が楽しそうに踊り、ハイタッチして自己開示していた。麹町中の生徒にも経験させたいと思いました。

私は、歌やダンスの楽しさは、一生付き合う友だちのようなものだと思っています。上手とか下手とか関係ありません。一生懸命人のために歌い踊った経験は、「それが誰かが喜んでくれた」という原点になります。芸能は人に見せて喜んでもらうためにある。それがYAにはあふれています。

ところが今の学校教育では、音楽や体育で成績をつけてしまいます。それでは評価されるための表現になり、楽しさを教えきることは難しいでしょう。YAは、歌やダンスの楽しさを全身で伝えてくれるところが素晴らしいと思います。

脳神経科学の最近の知見によれば、危険を感じ安心できない環境では、脳の感情をコントロールする部分や、自分をコントロールする部分が動かなくなると言われています。日本の学校教育は、それらの部分を動かなくなるようにし、自己肯定感を削ってしまってはいないでしょうか。間違いや失敗を恐れ、主体的に行動できないという課題をもつ子どもが中にはいます。身に付いてしまった失敗への恐れを、安心安全な環境の中でチャレンジしていけるように変えたいと思っています。

また日本の学校教育では、生徒同士が「協力する・団結する」こと自体が目標になってしまっています。ですがYAのWSでは、「3日かけてみんなで一つのショーを作る」という目標を掲げます。みんなで共通の目標に向かうなかで、「協力・団結の素晴らしさ」を結果的に体験できるようになっており、「仲がいいことと協力することは、実は別次元の話」だと気付けます。何か目的があるから人は協力するのであって、協力のための協力はナンセンスです。

WSでは、これまでの学校生活では歌ったり踊ったりする姿が想像できなかった生徒が、思い切り体を動かしていました。自分を表現するきっかけを待っていたのではないかと感じました。信頼があるからこそ、誰もが挑戦できる。生徒たちはWSで、それを感じてくれたのではないでしょうか。何年か後、社会に出て自分の足で歩くようになっても、今回のようにチャレンジして欲しいと思います。

////////////////////////////////////////////////////////////////

この文章はYA主催団体NPO法人じぶん未来クラブさんの許可を得て、掲載しております。2019年のYAパンフレットに掲載されたものです。

トップへ