香里ヌヴェール学院小学校

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校長ブログ

2015.11.07

劇「夢をかなえるゾウ」の伝えていること

ホームページのトピックスにもありますが、10月22日(木)に劇団「自由人会」を招いて芸術鑑賞会を行いました。当日は、ベストセラーとなった「夢をかなえるゾウ」を小学生向けにアレンジして披露してもらいましたので、子どもたちは親しみやすく、楽しみながら劇の世界に没頭していきました。

劇団「自由人会」は、子ども達に芸術に触れてもらい豊かな情操を養ってほしいという願いをこめてこの作品を書き下ろし、日々の生活の中で大切にしてほしいと願うことを盛り込んでいます。それは、「ガネーシャ」というゾウの神様が、夢を叶えるために主人公の少年に教える3つの約束です。

1つ目は、「運が良いと口に出して言うこと」
2つ目は、「準備をすること」
3つ目は、「身だしなみを整えること」

 この度、この3つの約束について、劇団「自由人会」から詳しい説明をいただくことができましたので、紹介したいと思います。

1つ目の約束(「運が良いと口に出して言うこと」)は、発明王トーマス・エジソンの言葉からきています。




 エジソンは、数々の発明をしてきましたが、何度失敗しても「成功だ」と言っていたそうです。それは、「この実験が失敗だと分かったから、また一つ成功に近づいた、だから、成功なんだ」ということです。

 このことから、ガネーシャは「自分にとってうれしゅうないことが起きても、まず嘘でもええから『運がよいと思うんや』。口に出して言うくらいの勢いがあってもええで。そしたら脳みそが勝手に運がええこと探し始める。自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考えだすんや。」と少年を諭します。



 子ども達が大人になるまでにいいことばかりは続きません。何度も大きな壁にぶつかりますが、そんな時に何でもよいように物事を捉える事の大切さをエジソンの格言から伝えています。


2つ目の約束(「準備をすること」)は、ケンタッキーフライドチキンの創業者のカーネル・サンダースの言葉を小学生に分かりやすいように若干修正した言葉です。

彼は成功するまでにいろいろな苦難を乗り越えてきました。一度は店をたたむところまで追い詰められましたが、店頭販売はできなくても、フライドチキンのレシピを販売することで利益を生むフランチャイズチェ−ンシステムを考案し、爆発的に利益を生み出しました。店頭販売を捨てることで新たな商売を見つけたカーネル・サンダースの例から、ガネーシャは、「一日何かをやめてみる。」と諭します。

人にはそれぞれ持っている器があり、新しい何かを始めるためには、何かを捨てること。そうすることで、新しい何かが入ってくるのです。

今の子ども達は隙間のない忙しい時間を過ごしています。あまり、パンパンに詰め込むと、新しい何かを生み出す土壌を埋めてしまうことに繋がりかねません。何もしない時間、何の予定もない時間。そんなときにこそ子ども達は無限の想像力を膨らませたり、知らなかったことを知る貴重な時間になりうると思うのです。
ただし、「何かをやめる」という考え方は捉え方によっては、間違った行動に繋がりかねないと考え劇中では「何かを準備する」という教えに若干の修正を加えています。毎日が忙しすぎて、必要な明日の準備ができない主人公の少年に準備の必要性(最終的には将来の自分の夢に繋がるため)を伝えています。




3つ目の約束の(「身だしなみを整えること」)はナポレオンの言葉からきています。

彼は「人はその制服通りの人間になる」という名言を残しています。彼は、皇帝即位後も大佐服を着て、自ら陣頭指揮を執る事を兵に示したそうです。服が人の意識に訴えかける影響は大きく、自らの言動も変わることが分かっていたのでしょう。意識は変えようと思ってなかなか変わるものではありません。それよりも環境を変えるほうが結果として人は変わるといわれています。

「パリッとした格好をすれば、歩き方も変わり、品格のある行動ができる。自信も持てる。けれどもだらしない格好をしていると心や考え方もだらしなくなる。だから毎朝、身だしなみを整えよう」と劇中のナポレオンは子ども達に語ります。





 とても、詳しい説明をいただき、子ども達だけでなく、わたし達大人にも当てはまる教訓だと感じました。まず、自分が変わることが大切だなと思った次第です。

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