香里ヌヴェール学院小学校

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校長ブログ

2015.08.31

友情を深める勉強

8月28日の始業式では、友情を深める2学期にしようと呼びかけました。学校では勉強も遊びもいつも友だちと一緒にします。だから、1学期に出会って仲良くなった友だちと勉強と遊びを通して、2学期はもっともっと仲良くなってほしいと話しました。

そこで、今日の朝礼では、「勉強で友情を深めるってどういうことなのか」について子どもたちと一緒考えました。

まず、友だちと一緒に考える良さを想像してもらうために、子ども達にいくつかクイズを出してみました。その一つを紹介します。皆さんも考えてみてください。

(Q)タクシーは手を上げればとまってくれます。
   でも、足でタクシーをとめる人がいます。
   どんな人でしょう?


はじめは、子ども達は一人で考え、あまり手があがりませんでした。そこで、相談していいよと言いました。とたんに、子ども達はにぎやかになり、徐々に手もあがり始めました。
「手を怪我している人」、「両手がない人」などの答えが出ましたが、足をどのように使うかがイメージできないため、正解となりませんでした。

また、相談が始まりました。しばらくすると、「ブレ−キ」という答えが出ました。ほとんど正解です。でも、どんな人という質問の答えにはなっていません。
そうすると、「タクシーの運転手。タクシーを止めるにはブレ−キを足で踏むから」というという答えが出てきました。
今度は、きちんと理由も言えているのでみんな納得の正解です。

友だちと相談してクイズを解いた子ども達に、一人で考えるときと友だちと考えるとの違いを考えてもらいました。すると、「友だちと一緒に考えると楽しい」「友だちと一緒に考えると答えの理由が分かる」という意見が出てきました。
こうして、授業中、楽しくかつ良く分かる体験を通して、友だちと仲良くなっていくのだよということを伝えました。

他にも、「友だちと一緒に考えるとよく考える、途中で諦めない」という良さがあることも伝えました。

これからの社会は、人とつながる力がますます必要になります。良く考え、自分の意見を伝え、相手の意見を聞き、再度自分の考えを練り直して、よりよい解決を目指す力です。

また、今の中学一年生が大学受験の際には、「知識偏重型」から、思考力や判断力を多面的に評価する「知識活用型」を重視する入試になるといわれています。

知識活用型の力はいつ身につくのでしょうか。知識偏重型の学習をしていて、ある日急に知識活用型の力がつくわけではないと思います。やはり、日々の授業が大切になってきます。

そのためには、友だちと仲良くなる勉強とは、結果のみを重視するのではなく、一緒に考えることで、自分の考え方を伝え、相手の考えを聞き、より深く考えていく子になるという知識偏重型の力をつける学習でもあります。言い換えれば、自分で考え行動する力を付けていく学習の一つです。

もちろん、小学生の時代には、広い知識を備えるための基礎・基本をおろそかにはできません。
本学の子ども達は、漢字〈読み〉先習や朝読書の活動に加え、漢字検定、算数検定※、JETに挑戦し、よりしっかりとした基礎・基本の力を身につけ、高学年においては中学受験を視野に入れた問題に取り組みます。
(※実用数学技能検定グランプリ金賞(小学校の部)を受賞しました。本賞は、実用数学技能検定(数学検定)を受検し、グランプリ奨励賞を受賞した団体の中から優秀な成績を収めた団体に贈呈されるものです。)

 けれども、知識だけでは生き抜く力になりません。

友だちとの友情を深める学習(自分の考え方を伝え、友だちの考えを聞き、より深く考えていく「知識活用型」)を通して、自分で考え行動する力を育ててまいりたいと思います。

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