1学期が無事終了しました。明日からは夏休みです。

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 1学期が終わりました。子どもたちは手にした通知票(本校では『のびゆくすがた』と呼んでいます。)をどんな気持ちで見つめていることでしょう。校長室から、先生たちがひとりひとりに声をかけながら通知票を渡している光景を思い浮かべていました。

通知票というと忘れられない思い出があります。4年生の担任だった1学期の終業式の日のことです。わたしはいつものように「よく頑張ったね。特に国語が伸びたよ。」「算数を夏休み頑張ろうね。体育はすばらしいよ。」とひとりひとりに声をかけながら、通知票を渡し終わりました。「では、元気に夏休みを過ごしてね。さようなら。」と最後の挨拶をして子どもたちは元気に帰っていきました。それから1時間ほどたった時、1本の電話がかかりました。「先生、かずこが帰ってきてからずっと泣いているんですけど。」電話はかずこちゃんのお母さんからでした。「えっ、何かあったんですか。」かずこちゃんは2年でも受け持ったことのある活発なお嬢さんでした。めったに泣くなんてこともないのに・・・何があったんだろう。「それがね・・・先生、ごめんなさい。かずこがね、先生、わたしのこと、嫌いなんやっていうんです。何でそんなこと思ったのって聞くと、みんな先生から声をかけてもらって通知票をもらったのに、わたしのときだけひとことしか声をかけてくれなかったって言うんですよ。こんなこと言ってごめんなさい。」お母さんの話にわたしはびっくりしました。でも思い出すと、確かにかずこちゃんには「がんばったね。」としか声をかけなかったのです。2回目の担任という甘えもわたしにあったのかもしれません。「お母さん、すぐに行きます。ごめんなさい。」わたしが家にかけつけたとき、照れくさそうに笑ったかずこちゃんの顔が今でも忘れられません。

明日からの夏休み。ひとりひとりにとって素敵な夏になりますように。