October 2008 Archives

 どこから舞いこんだのでしょう。黄色い落ち葉が階段に落ちていました。木々に囲まれた校舎ゆえに、季節を肌で感じることには事欠きません。季節によっては蚊や蜂といった招かざる客までもが教室に入りこむこともありますが...。いよいよ紅葉、そして落ち葉の季節です。今朝も用務員の岡崎さんと一緒に、竹箒で桜並木を掃く男の子に出会いました。ボランティア委員の5年生。「今日が当番なんで...。はい、楽しいですよ。気持ちいいし。」子どもらしい笑顔で手も止めずに答えてくれました。何事も楽しむって大事ですよね。同じことを、今日は5年の授業を見ていて感じました。What time do you~?という会話文を使って、起床や就寝の時刻などを互いに表現する授業でした。最初は固かった表情も、指導の小川道洋教諭の表情豊かなパフォーマンスにどんどんほぐれ、席を離れてのコミュニケーションゲームをする頃には、教室のいたるところで楽しい英会話と笑顔が溢れていました。「どうしても恥ずかしい、間違えたらどうしよう、と思うと消極的になってしまいます。どんどんゲームを取り入れて楽しみながら、英語を身近なものに感じてほしいですね。」と小川教諭。やっぱり楽しいことをいっぱい体験することが、伸びる秘訣ですね。

 午後、2年生が合宿を終えてバスで帰ってきました。ある子に尋ねると「もういっぱい遊んだ。アスレチックも最高、川も最高。カニもいっぱいいた!校長先生、楽しかったで!」とのこと。本当に良かった!楽しいことがいっぱい、いっぱいある学校こそ、子どもをぐんぐん伸ばせる学校にちがいありません。

 

 今日から2年生が1泊2日の合宿に出かけました。目指すは京都府宇治市にある「アクトパル宇治」。校門のグロッド前に集合し、みんなでお祈りを捧げたあと、バスが待っている成田山の駐車場へ移動。「校長先生も一緒に行こう!」と手を繋いで歩いていた女の子。「ありがとう。でも学校の留守番があるし...。ごめんね。」「連れていってあげるのに。バスに乗ったらいいやん。ガイドさん、おらんし...。そうや、先生バスガイドして。」「うーん、この格好ではガイドできひんし...。するんなら着替えて来ようか。」「賛成、賛成!」などと大笑い。子どもたちは2台の大型バスに元気に乗り込み、出発しました。バスの出発をわたしと同じように手を振って見送ってくださった保護者の方々の中に、おひとりおばあさまがいらしていました。学校へ戻る道で、おばあさまから、お孫さんの今朝のかわいいお話を伺いました。「あの子ったらね。わたしに抱きついてきて『おばあちゃん、ごめんな。一晩だけ、一晩だけ、さみしいけれど辛抱してね』って言うんですよ。」満面の笑顔でおばあさまはお話ししてくださいました。「おばあちゃん、どうかお元気で長生きしてくださいよ。」とご挨拶してお別れしました。ご家族の思いもいっぱいリュックにつめた2年生。明日の帰りが待ち遠しいです。

 「走っちゃだめ!」と朝から何度注意したことか。校門に向かう歩道でのできごとです。小さなリュックを背負った1年生が、ニコニコしながら走る、走る。今日は待ちに待った遠足なのです。

というわけで、今日は遠足に出かけた1年生と3年生の様子をご報告しましょう。

 1年生は万博記念公園に出かけました。公園は秋一色。ところが遊具があるところが公園だと思いこんでいる子どもがいて、万博公園の広い原っぱに到着しているのに「先生、いつ公園に着くの?」と真剣に尋ねてきたそうです。「ここが万博公園だよ。」というと不思議そうな顔をしていたとのことです。公園にはどんぐりがいっぱい落ちていて、「こんなん全部とりきれへんわ。」「ここ、どんぐり王国みたい!」と口々に言いながら、ビニール袋が破れてしまうほどたくさんのどんぐりを拾ったそうです。大満足の遠足になりました。

 3年生は大阪南港にある野鳥公園に出かけました。到着すると、さっそく野鳥観察館に入り、職員の方から野鳥の説明を聞きました。そして順番に双眼鏡をのぞきこんでみると...。みんな大歓声!たくさんの生き生きとした野鳥を見ることができました。またこれ以上ないというくらい秋晴れの良いお天気だったので、遠く明石海峡や神戸空港まで見渡すことができて、これにもみんな大感激だったようです。その後外でどんぐりや松ぼっくりを拾い、芝生の上でみんなでお弁当をひろげて楽しく食べました。食後も思いっきりみんなで遊び、最高の遠足となりました。

 学校を離れて季節に染まった大自然のなかで、友達と一緒にお弁当を食べ遊んだ一日。どちらの学年も心にいっぱいのお土産をつめこんで帰宅したことと思います。

 爽やかな秋晴れの一日でした。今日は保護者会による「クリーンキャンペーン」があり、小学校・中学高等学校の保護者のみなさま約130名ほどが参加してくださいました。「日頃お世話になっている地域の清掃を感謝を込めてみんなでしよう」という趣旨のもと、各学年単位で香里園駅からの通学路や学校周辺を、10時より11時半まで、本当にきれいに掃除をしていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。本校があります校区は寝屋川市立第六中学校区にあたり、その中には三つの公立学校と、聖母を含む二つの私立学校がありますが、公私の垣根を越えて子どもたちを見守っていこうと、保護者会の連絡協議会が結成されています。今日の「クリーンキャンペーン」もその活動の一環として校区内の学校すべてで取り組まれました。

 朝、校門の前を第五小学校のお子たちが、登校班で列をつくって通り過ぎていきます。校門付近に立ち始めた頃は、こちらも少し照れくさくてなかなか声もかけられなかったのですが、ある頃から元気よく「おはようございます!」と、どのグループにも挨拶をするようにしています。するとどうでしょう。はじめはあまり反応が返ってこなかったのですが、少しずつ少しずつ会釈をしてくれる子どもが増え、最近では子どもたちの方から明るい挨拶をしてくれる班も出てきました。嬉しいことですね。合わせて校門前を通られる地域の方々とも自然に挨拶を交わせる機会が増えてきました。これもありがたいことです。地域の方々の温かいまなざしを抜きにしては、子どもの安全を守ることなど到底できません。今日の保護者のみなさまの取組が、地域の方々との絆を深めるものとなりますように、願うばかりです。

 

  朝から冷たい雨が降りしきり、1年と3年の遠足は延期となってしまいました。中止か実施かの連絡で、ご不安をおかけした学年がありましたこと、申し訳ありませんでした。このシーズンはバスや施設の予約も満杯状態で、延期にした場合なかなか同様の活動ができません。雨の中での実施となり、保護者のみなさまにもご心配をおかけしたことと思います。どうか風邪などひかれませんように、身体を休めてください。

 学校に残ったのは1年と3年。中間休みには多目的室に3000ピースの木の積み木をひろげ、一緒に遊びました。ドミノをするグループ、高い高い塔を作るグループ。みんな夢中で遊びました。片付けの時に藤原教頭がピアノで『崖の上のポニョ』を演奏すると、すぐに大合唱が始まり、楽しく片付けができました。お昼の食事はお弁当を手に、体育館で全員でお食事会。たくさんの弟や妹に囲まれて3年はとてもたのもしく見えました。食事後は一緒に「かごめかごめ」や「だるまさんが転んだ」「花いちもんめ」などに分かれて遊びました。「本当に楽しそうで...。とってもいい時間になりました。」とは3年の藤井 由香子教諭の談。遠足に行けなかったのは残念でしたが、いっそう仲良くなれた一日だったようです。

 

 朝登校してくる子どもたちの何人もが「先生、明日晴れる?」と真剣な顔で聞いてきました。「うーん、どうかなあ。」「どうかなでは、困る。晴れる?」頼りないお天気おじさんで申し訳ないのですが、明日の遠足が、雨が降らずに実施できることを祈るばかりです。

 今日はある先生が、原稿用紙にびっしりと書かれた作文を届けてくれました。

「今日、校長室によび出されました。ぼくは朝聞いた時びっくりしてショックだった。でも校長先生と話して、なんであんなことしたんやろ、と思った。ぼくは電車の中で友達とぼうしを投げたり走りまわったりして電車に乗っていたお客さんにめいわくをかけてしまった。本当にごめんなさい。本当に悪いことをしたと思う。ぼくは校長先生と約束をした。もう高学年やし、学校のリーダーやし、低学年の見本にならなあかん。お客さんにめいわくをかけたりしないで、聖母の子どもらしくして、まわりの人からやっぱり聖母の子どもやな、と言われるようにがんばりたい。そして担任の先生にもおこられて泣きそうになった。でも自分が悪いからおこられた。もう絶対こんなことをしません。ごめんなさい。」

昨日うなだれて部屋を出ていった子どもの顔が思い出されます。担任の先生の話だと親に言われたのではなく、自分の意思でこれだけの文を書いて持ってきたとのこと。わたしは胸が熱くなりました。きつく叱ったときはなおさらです。わたしは返事を書きました。

『作文、よみました。人は変われます。すぐに変われます。悪いと思ったことはすぐにやめることです。良いと思ったことはしんどくても難しくてもやりとおすことです。心の強いやさしい人になってください。作文、とても、とても、うれしかったです。』「きみへの手紙やし、お母さんには見せるなよ。」と頭を撫でて笑って手渡しました。小さくうなずいた彼は、ニッコリ笑ってピンと背筋を伸ばしました。昨日よりひとまわり大きくなった気がしました。

 少し汗ばむほどの好天も午後からはくずれ、久しぶりの雨の中の下校になりました。桜並木入り口にあるキンモクセイのオレンジ色の花も散り、少しずつ紅葉した葉がしっとりと濡れていました。この週末で季節が入れ替わるくらい気温が下がるとのこと、遠足も近いですので、どうかお身体、お大事になさってください。

 今日は久しぶりのクラブ活動がありました。突然、デジタルカメラを手にした6人くらいの子どもが校長室に入ってきて、「校長先生、写真を撮ります。」とカメラを向けました。「おい、ちょっと待ってくれ。」と言いましたが、「はい、そこの席に座ってください。そうです。ニッコリと...(パシャッ)」思わずニッコリしたところを撮られてしまいました。「今度はおもしろい顔をしてもらえませんか。」「そりゃあかんわ。そんな恥ずかしい顔、撮られたら困るもん。」と抵抗するわたしに「いやいや先生、前の校長先生はおもしろい顔をしてくれましたよ。はい、一瞬です。お願いします。」モデル気分で、だんだん楽しくなってきたわたしも調子に乗って、ポーズ!(パシャッ)「やったあ!ありがとうございます。おもしろい顔が撮れました。失礼しました。」と小躍りしながら一礼すると、6人のカメラマンは出ていきました。どうやら、彼らはコンピュータクラブで、学校の中のお気に入りの風景を写真で撮り、ホームページ作りをしているとのこと。指導の金澤 有史教諭は笑いながら話してくれました。「15人くらいで活動していますが、なかなかホームページ作りもうまいもんです。でもお気に入りの風景が、なんで校長さんの顔なんでしょうね。」

さあ、知りません。よほど彼らに、この顔が気に入られているのではないでしょうか。楽しいモデル体験でした。

 今朝は児童会の後期の役員の認証式がありました。3年以上の各学級から選ばれた24人の新しい代表委員が、緊張した面持ちで壇上に整列して認証を受けました。そして新しい6年の議長から、「挨拶がしっかりできる礼儀正しい学校を目指してみんなで頑張りましょう。」と、全校のみんなへの呼びかけがあり、みんなで大きな拍手をしました。少しでも学校生活をより良くするにはどうすれば良いのか。子どもたちは、ひとりひとりの意見をもとに、この児童会で考え話し合います。そういう意味で将来の政治につながる大切な学習の場でもあります。どんなときにも、真面目に正しいことを正直にやりとおすことが一番誇りに思えるような児童会・学校にしていかねばなりません。現代の社会では、残念なことに、真面目や正直であることが馬鹿にされ、「ばれなければ何をやってもいい。」などという考えがはびこっています。とんでもないことです。こんな考えに負けない強くたくましい子どもに何としても育て、鍛えなければ、日本にも世界にも明日はありません。

「頑張れよ!負けるな!」「大人にだって立派な大人はたくさん、いるぞ!ついて来い!」

そんな力強いエールを子どもたちが肌で感じられるような大人の行動とは、どんなものでなければならないのだろう。今の自分の大きな課題だと感じています。

 絶好の秋晴れ。休日にも関わらず、土曜参観日におこしくださいまして、ありがとうございました。保護者のみなさまがお子たちに注いでくださる温かい眼差しのおかげで、どの教室も活気にあふれていたように思います。けれども、授業をした先生に話を聞くと、「いつももっともっと元気にいろんな意見を言ってくれるのに、シーンと静まりかえって...。」とか「パッとたくさん挙がる手が今日は少なかったです。」というように、参観日独特の雰囲気になっていたクラスもあったようです。ある先生が帰りの会で、「今日のみんな、いつものみんなの元気がなかったね。全部の先生達が見に来てくれた授業の時でも、あんなによく発表したのに...。なんでやの?」と尋ねると、ひとりの子どもが「そりゃあ、先生たちは帰ってから怒らへんもん。あたりまえやんか。」と答えたとのことです。なんか子どもが可哀想になりました。どうか、お帰りになりましたら、今日頑張っていたこと、感心したこと、お子さまのクラスやお友達のこと。どんなことでも結構です。最低でも三つは褒めてあげていただけないでしょうか。校長からのお願いです。

 来週、「褒められた!」と胸をはって、みんなが登校してくださるのを心待ちにしています。

 今日は、心がぽかぽかとしてくるお話です。早朝、3年の芝 珠也子教諭が司式をして祈りの集いがありました。芝教諭はお話のなかで次のような日記を紹介して、ロザリオ月の実践に取り組む子どもたちを励ましました。

「先生、今日は席替えがありました。僕の席は窓に近いところです。僕はやったあ!と思いました。なぜなら窓のそばはお日様があたり、明るくて体がぽかぽかするからです。でも今日、もっといいことがありました。となりの席の女の子が漢字の時間に辞書を見せてあげると、最後にその子が『ありがとう』と笑顔で言ってくれました。僕はとてもうれしくなり、一日中心がぽかぽか温かくなりました。お日様の光と、お友達の心をこめたありがとうのおかげで、僕は心も体もぽかぽかでした。」

 休み時間にもこんな光景に出会いました。今は体育で縄跳びをしているため、桜並木には縄跳びで遊ぶ子どもがあくれています。「校長先生、すごいお兄ちゃんがいるで。来て!僕らのヒーローやねん。」1年の男の子がわたしの手を引っ張った方向には、1年生が15人くらい集まり、人だかりができていました。何だろうとそばに近寄るとその真ん中で5年生の男の子が「ハヤブサ」と呼ばれる技を披露しています。「ハヤブサ」は二重跳びをしながら体の前であや跳びのように手を交差しては戻す高度な技。ピュン、ピュン。ピュン、ピュン。と縄が回転する音があたりに響き、1年生は瞬きもせずにその技に見とれています。何回かの跳躍後、ついに縄が足にかかると、「すごい!」「かっこいい!」とわっと拍手がわきました。どうやら、その5年生は1年生の縄跳びの「先生」をかってでてくれているようで、休み時間中ずっと親切に教えてくれていました。「僕もあんなお兄ちゃんみたいになりたいな。」隣にいた1年生のある子が、ぽつんと呟いたこの言葉に、わたしは心がぽかぽかになりました。

笑顔でかわす挨拶は、元気のもとです。

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 「2学期の目標は『挨拶は大きな声ではっきりと』です。みなさん、きちんと挨拶をしていますか?いつでも、どこでも、誰にでも、元気で挨拶をいたしましょう。きっと相手も挨拶を返してくれますよ。児童会からのお知らせでした。」6年生の女の子でしょうか。明るい声がお昼休みに校内放送で流れました。「ほんとだ!」わたしはひとりでつぶやいていました。挨拶がこんなにも自分に元気を与えてくれるものだとは、知りませんでした。朝校門で、昼間廊下で、「おはようございます!」「こんにちは!」と声をかけあう清々しさはたとえようもありません。そこで今「自分のほうから、挨拶しようね。」ということを勧めています。最近の子どもたちのなかには、挨拶されても知らん顔をして通り過ぎる子どもがいます。これらの子どもに共通するのが無表情です。おそらく今日まで生きてきた日々で、声をかけられることすらほとんど無かったのではないでしょうか。わたしはそんな子どもほど、明るく辛抱強く声をかけ続けなければならないと思っています。また多くの子どもたちは、挨拶されたらオウム返しに挨拶をします。これもされなければ、無表情で通り過ぎるという意味で前者のようになる危険が大です。そうではなくて、何としても「自分の方から大きな声で明るく挨拶できる子ども」に育てなければなりません。勉強がとても優秀なのに、社会に出て仲間と適応できない若者が増えているという話をよく耳にしますね。挨拶が自分からできるかどうかは、そんな若者になる危険度を測るバロメータではないかとさえ、思っています。お子さまは大丈夫でしょうか。まずは大人が挨拶の楽しさ、清々しさを示すことが大切ではないでしょうか。「子どもは大人の言うとおりにはしないが、大人のやるようにする。」名言です。

 久しぶりに爽やかな秋晴れでした。中間の休み時間になると、ドンドンと大きなノックの音。「校長先生、野球を見てくれませんか。」やってきたのは6年の元気な男の子の集団でした。本校では安全のため、バットを使うのは教員監督のもとと決まっています。「よっしゃあ、行こう!」6年がいつも使っている少し重めのプラスチック製のバットを手に大運動場へ。「先生、ピッチャーやってください。」そういえば彼らといつも遊んでいる奥 清二郎教諭はサウスポーの名投手。「よーし、行くぞ!」と急遽登板して、野球に熱中した休み時間でした。

近頃地域の公園では「野球おことわり」が普通になってしまい、また学校の運動場は少年野球や少年サッカーの練習に使われているか、「関係者以外立ち入り禁止」という看板のもと自由に入ることすらできないところがほとんどになってしまいました。おかげで地域には「野球小僧」の居場所がすっかりなくなってしまいました。もう真っ暗になるまでボールで遊んだかつての「野球小僧」にとっては、信じられないことです。遠い甲子園になんか行ったことがなくても、友達と空き地でする草野球には、王がいて長島がいたもんです。(当時は巨人戦しか放送がなかったので、田舎はみんな巨人ファンでした。)

だからこそ、特に6年生には、この思い出のつまった聖母の大運動場で、一緒に過ごしてきた友達と思いっきり野球をするひとときを大事にしてほしいなあと思います。そのひとときは、今の時代のほとんどの小学生が体験できなくなってしまった時間かもしれません。時には金本選手になってバットを振り、上原投手になって三振を取る!友達と熱中した小学校での時間が、いつか人生の支えになる。大袈裟かもしれませんが、かつての「野球小僧」はひとりそう思っています。

 昨日までの秋晴れとはうって変わって朝から雨模様でしたが、3連休が明けた学校には元気な子どもたちの笑顔がもどってきました。3年生は、社会見学に出かけました。行き先は、アサヒビール吹田工場とキューピー伊丹工場で、それぞれ工場で製品が作られる様子を見学して学習しました。5年は実力テスト、6年も校内模擬試験と毎日の学習の成果が試されます。

 お掃除の時間は今までは2年~6年の子どもたちが、それぞれ割り当てられた場所を清掃していました。その清掃活動に今日から1年生がデビューです。縦割りチーム(桜組・梅組・藤組のローテーション)で取り組んでいるので、今日は桜組が当番でした。1年桜組の担任、北村智子教諭が一人ひとりに担当するお掃除場所を伝えると、「6年の教室ってどこ~?1年のとなり?」(1年教室はD棟で6年はC棟なので大分離れているのですが。)とか、「高学年音楽室って音楽室とどう違うの?」(低学年音楽室の隣なので、いつも見ているはずなのですが。)と次々に質問が返ってきたそうです。また、お掃除が終わって教室にもどってきた1年生の顔は、どの子も満面の笑顔で担任の先生に報告をしていました。子どもたちが書いてくれた「はじめてのおそうじ」という作文からご紹介しましょう。

 

Aさん  おねえさんたちが、いっぱいおそうじのしかたをおしえてくれました。そして、さいごはごみすてばにいきました。

Bさん  きょうは、はじめてのおそうじでした。いくときはドキドキしました。わたしは、いすおろしをしました。いすは、とてもおもたかったです。おもたかったけどたのしかったです。つぎのおそうじもがんばります。

Cさん  わたしは、5Sのおそうじにあたりました。それで、いすをおろすのがたいへんでした。5ねんのいすはすごくおもかったです。でも、がんばったとおもいます。

Dさん  はじめは「おそうじはむずかしいかな」とおもいましたが、やってみたらたのしかったです。それは、おねえさんやおにいさんがやさしかったからだとおもいます。

 

 

 

 今朝は、聖堂で「ロザリオの祈り」がありました。いつものことながら、150人ほどの子どもたちが集まり、宗教委員の先唱に合わせてお祈りを捧げました。お祈りが終わったあと気づいたのですが、お二人のお母さまがお祈りに参加してくださっていました。「どんなふうに、みんなでお祈りしているのかと思って。参加させていただいても良かったのでしょうか。」お母さまは、子どもたちが熱心にお祈りする雰囲気にとても満足していただいたようで、わたしもとても嬉しくなりました。運動会や音楽発表会はもちろんですが、こういった日常の活動にもご来校いただき、ご参加いただくことは大歓迎です。おうちでも食事の前後や、就寝の前に、お子さまとちょっと手を合わせて祈る時間をもつことは素敵なことだと思います。

 いいお話のあとに少し残念なお話ですが、夕方、わたしの携帯電話に教え子からメールが入りました。『先生、ご無沙汰しています。今、京阪バスに乗ってるんですが...。大阪聖母のちびっ子たちが、おしゃべりに夢中で、おばあちゃんにランドセルや体が当たっても無視なんです。席もちゃんと決めて座れないみたいで。おばあちゃんがかなり嫌そうだったのでメールしました。』わたしは『すぐに注意してくれたか?恥ずかしい話だから、必ず指導する!』と返信しました。1年生といえども、公共の乗り物を使うときにまわりの方に迷惑をかけないなどというのは当然身についていなければならないことです。学校でも改めて厳しく指導しなければならないと思うと同時に、是非とも家庭でもこのことをとりあげて、厳しい指導をお願いしたいと思います。何をやっても叱られないことほど子どもを不幸にすることはありません。また万一、聖母の子どもがご迷惑をかけるような行動をしておりましたら、「かわいい我が子」と思って、遠慮なく注意していただきたいと思います。ご迷惑をかけたおばあちゃんに心よりお詫びを申し上げます。

  •  「高い、高いして。」なんてお子たちにせがまれた親御さんも多いのではないでしょうか。何のことはない、ただ両手で脇を挟み頭の高さまで挙げてあげるだけなのですが、幼い子どもは大喜びですね。そして必ず、「もう一回、もう一回!」と言われませんでしたか。ところが、もう一回すればまたまた「もう一回...」と飽きることなく同じ動作を喜ぶ子どもに「えーっ、また?」と思われたご経験をお持ちの方も多いはずです。低学年を担任していたとき、ちょっとした休み時間に、おそらく幼い頃におうちでやってもらったであろう「高い、高い」や「肩車」をしてあげると、すぐに「僕も!」「私も!」と教室やグランドに長蛇の列ができたのを思い出します。そのころの技(技なんて呼べるようなたいしたモノではないのですが)のひとつに、「タケコプター」と自分で呼んでいるものがあります。両手で腰のあたりを中心にクルッと1回転させるのですが、子どもには何故か人気があります。先日も2~3人にやって見せると一気に10人くらいが並びました。それがまた繰り返し並ぶものですから、ついに若くない身体からも悲鳴があがったのは当然です。

 おもちゃの研究をされている岩城敏之さんは「絵本でも、何でも同じことを何度も繰り返すのが子どもであり、それにとことん付き合ってあげることがとても大切なのです。その点、この役にぴったりなのが、おじいちゃんやおばあちゃん。ゆっくり、ゆっくり気長に喜んで付き合ってあげるのが得意です。昔はどこの家庭にもおじいちゃんやおばあちゃんがいて子育てを支えてくれていましたよね。反対にこれを最も苦手とするのが、20代から30代のちょうど親の世代なんですね。それを自覚して、しっかりと子どもに関わってあげないと、無表情で何にも関心をしめさない子どもになってしまいます。」と述べておられます。「もう一回、もう一回」を大切に、明日も「タケコプター」をしてあげたいです。

今日は久しぶりのクラブ活動がありました。

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 昨日は、A日程の入試のため、受験されるお子たちと保護者のみなさまには、朝早くからお集まりいただきました。本当にありがとうございました。そして、今、わたしたちで出来るかぎりの入試を準備し、実施させていただきました。しかし入試である以上、すべてのみなさまのご期待にはお応えできませんでしたことを、心より申し訳なく思っております。どうぞご理解いただきますようにお願い申し上げます。

 

 久しぶりのクラブ活動が、秋晴れのもと、午後からありました。今日はそのなかの二つのクラブの活動について紹介します。大運動場の階段下のコーナーで活動するのはソフトボールクラブです。奥 清二郎教諭とともに指導にあたっている安岡 淳子教諭は、「練習はいつもグランド1周から始まり、準備体操、キャッチボール、続いてトスバッティング、ノックと本格的な練習メニューなんですよ。その後は子どもたちが毎回楽しみにしている紅白試合。まだまだボールを取るのもままならない子どももいますが、必死にボールを追う姿、ヘルメットをかぶってバッターボックスに立つ姿は、一丁前でキラキラ輝いています!」と話してくれました。また体育館で活動しているのはバドミントンクラブです。指導する田畑 稔教諭の話です。「元気いっぱいの17名は毎回楽しくそして熱心に練習しています。1学期当初より、どの子もかなり上達して、今ではラリー(ネットをはさんでの打ち合い)が100回以上続いた子が半数くらいになってきました。2学期は、これからダブルスの試合をしていく予定です。勝っても負けても笑顔の熱戦が、これからも繰り広げられそうです。」

 大好きなことを、思う存分友だちとする体験を子どもたちも楽しんでいます。

 久しぶりに集まった全校朝礼。今日はわたしから、「自分くらい、手をぬいても大丈夫だなんて思ったらだめだよ!」ということを次のようなたとえ話にたくしてお話しました。百人ほどの村人が集まって秋祭りの宴会をしていたところ、肝心のお酒の甕が底をついてしまいました。そこで村長さんの命令で、それぞれが家にあるお酒をお茶碗一杯ずつ持ち寄ることになったのですが...「自分くらいごまかしてもわからんだろう」と村人それぞれがお酒ではなく水をお茶碗に入れて甕に注いだために、乾杯!と飲んだものは真水だったというお話です。平田直子教諭から、ロザリオ月にどんなふうに取り組むかについて詳しいお話もありました。この大切なロザリオの実践の月。みんなで力を合わせて手をぬかずに、心をこめて取り組んでいきたいものです。

 さて、いよいよ入学試験が明日に迫りました。6年生と教員の手で、会場も整いました。受験されるお子たちが、元気に明日、来校してくださることをお待ちしています。

 今月はカトリック教会で「ロザリオの月」と呼ばれています。今朝はカトリック香里教会の矢野神父様にお越しいただき、聖堂いっぱいの子どもたちと祈りの集いを行いました。神父様によると「ロザリオ」の「ロザ」はラテン語で薔薇の花を、また「リオ」は同じく園(その)を表し、直訳すれば「薔薇の花壇」を意味します。今から800年ほど前に活躍した聖ドミニコという方の発案で、「聖母マリアへの祈り」1回を薔薇の花1本にかえて捧げることになり、この際、薔薇の花を表す珠を大きいもの1個につき小さいもの10個、これを5セット環状に数珠のように繋いだものを繰りながら祈ったことから、このお祈りの道具を「ロザリオ」と呼ぶようになったそうです。

 恥ずかしい話ですが、この歳になってようやく「祈る」ことの穏やかさ、力強さを感じるようになりました。幼い日々、意味もわからない祈祷書(当時はすべてが文語体でした。)を朝も夜も唱えては、退屈だなあ、としびれる足ばかりを気にしていたわたしでした。けれども人生には、人間の思いではどうにもならないことがたくさんあります。また何かにすがらなくては、またぶつけなくてはどうにもならない瞬間もたくさんあります。けれども、どんなときでも黙って子どもたちと手を合わせていると、本当に穏やかな気持ちになれます。祈る形も経験も年齢も、また神を信じているかどうかも関係ないと思います。

 今日は特に、7日に本校を受験してくださるお子たちのために心をこめてお祈りをしました。受験してくださるすべてのお子さまが、元気に自分の力を出し切れますように。そして実施させていただく私たち教員がしっかりと準備をし、まごころをもってお迎えできますように。

どうか、風邪を召されませんように、体調に十分気をつけてお越しください。

 朝から久しぶりに晴れわたりました。1年で一番過ごしやすい季節かもしれません。

 今日は2年生の男の子が、中間の休み時間にひとりで校長室を訪ねてくれました。すっとわたしの机の横にくると、「あんな。校長先生に頼みたいことがあんねん。」と話し出しました。てっきり、遊びに来たのかなと思っていたわたしも、パソコンの画面から目を離して、彼のほうを見ると、手は後ろに組んでいましたが、真面目な顔をしてお行儀よく気をつけの姿勢をしているではありませんか。「どうしたん?言うてごらん。」とわたしも体を正面に向けて、真面目に彼を見つめました。「○○くんと3年になったら、一緒のクラスにしてほしいんです。僕ら2歳のときから親友やねんけど、まだ学校で1回もクラスが一緒になったことないんで。お願いします。」なるほど。彼が真剣な顔をして言いにきた訳がわかりました。「そうやったんか。ほんまに仲良しなんやなあ。でもな。絶対一緒のクラスになるかどうかは、校長先生でも約束できないね。僕みたいに、みんながあの人と絶対一緒にして!と言ってきたら大変なことになるやろ?だからなれるかどうかはわからへんけど、わかってくれるか?それより誰とでも仲よくなることが大事なんやで。」と言うと、神妙な顔をしてうなずいてくれました。「でも、親友がいるなんてすごいな。クラスが一緒になってもならなくても、ずっとずっと仲よしでいてな。お願いやで。」今度はニッコリ笑って校長室を出ていきました。『不思議なポッケでかなえてくれる』ドラえもんでなくて、申し訳ないのですが、校長先生にぜひ頼もう!と思って勇気を出して来てくれたことが嬉しかったです。

 どの友達も、みんなみんな大事な大事な僕の、私の友達!全校のみんながそう心から思える学校にしなくてはならないと思います。

担任のすごさを感じました。

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 心配された台風の影響もなく、お昼からは晴れ間もひろがるお天気となりました。いよいよ今日から10月。考えてみると運動会が終わってからはじめての秋の日差しです。

 今日は、担任の先生が子どもを連れて、わたしのもとに謝りに来るといったできごとがありました。こんなとき、一番嬉しいのは担任の先生とその子どもとの温かい関わりが、ふっと垣間見られるときです。「校長先生、私がきちんと話してわからせますから。任せてください。それから連れてきますからね。」とニッコリ笑って担任の先生が出ていかれるときは、たいていとてもうまく指導できます。今日も、もうそろそろ来るころかなあ、と待っていると、担任の先生が校長室を覗いて、「先生、ちょっと薬が効きすぎたかもしれません。今、ずっと泣いていますが、もうちょっと落ち着いたら本人が来ると言ってますから...」とのこと。しばらくして神妙な顔をして入ってきた子どもは、わたしを見るなり「ごめんなさい。もう絶対しません。ごめんなさい...。」とまたまた涙、涙の顔に。「そうか。悪いと思うことは絶対したらあかん。よし、わかった!」そう言ってわたしは頭を撫でるだけだったのですが、その後のことです。子どもの後ろで直立不動で立っていた担任の先生が、子どもの前に出て「校長先生、申し訳ありませんでした!許してください!」と真剣そのものの顔で子ども以上に深く頭を下げたのです。それを見た子どもは慌ててもう一度頭を下げました。先生の思いが子どもに入ったと感じる瞬間でした。

 子どもは悪いこともいっぱいしながら成長していきます。でも、その自分を真剣に叱ってくれる大人、自分のために真剣に謝ってくれる大人を心から求めているような気がしてなりません。校長ができることなど何もありません。担任のすごさを感じたできごとでした。

 おとといの熱気がまるでうそのように、静まりかえった香里の丘に、冷たい秋雨がふりそそぐ一日となりました。今日から衣替えで子どもたちの多くが冬服です。運動会の話題が中心となった9月でしたが、最後にふれておきたいことがあります。

 今年も近隣の住民の方からの車の駐車に関する苦情は、お陰さまで一件もありませんでした。保護者のみなさまが、本当に子どもたちの運動会の成功を第一に考えてくださっている証だと、わたしは心からありがたいなあと思います。かつて本校でも苦情があとをたたないことがあり、運動会を観に来てくださっている保護者のみなさまが、交代で学校周辺をパトロールしていただいた時期がありました。しかし、どう考えてもルールを守って運動会を観に来てくださっている保護者が、一部のルールを守らない保護者のために、参観の時間までも犠牲にして見張るのは間違っています。そこでこのパトロールも含め、保護者が保護者を見張るような活動は一切なくし、保護者のみなさま自身にすべてお委ねすることといたしました。以後、今年まで苦情が来たことはありません。この聖母の保護者のみなさまの結束は、本校の大きな誇りです。

 それとともに、わたしは今年も近隣の住民のみなさまが、運動会を影で支えてくださったことを、忘れてはならないと思います。朝早くから夕方まで、スピーカーから流れ続ける大音量の音楽や教師の声や、子どもたちのまき起こす砂ぼこりなどなど。準備のために仕方がないとはいえ、数々のご迷惑をおかけしたことを本当に申し訳なく思っております。それだけに、ぜひとも、近隣の住民のみなさまからも「さすが聖母だ。」と思っていただけるような学校にしていかなければならないと、強く強く思っています。