今日は今年度最後の修了式でした。始業時刻前、校長室を出たところで「校長先生、内門先生はいらっしゃいますか。」と3人の1年生の男の子が、女の子を連れて歩いているのに出会いました。「もうすぐだと思うけど。どうしたの?」と尋ねると、「こけて、けがしはったから。」とひとりの男の子が答えてくれました。「桜並木でつまづいてこけちゃった。」後ろにいた女の子はそう言ってスカートの裾を少し持ち上げていました。見ると両膝をすりむいて血がにじんでいます。「痛かったねえ。よし、すぐに消毒してあげる。」そう言って職員室の救急箱から消毒液とガーゼを取ってきて消毒をしました。3人の男の子が心配そうにのぞきこんでいます。そこへ養護教諭の内門先生が到着してくれました。「でも、お友達がついてきてくれて、良かったね。」女の子に言うと、大きくうなづいてニッコリと笑ってくれました。修了式では今朝のこのできごとを紹介しました。「親切をしてくれた男の子。そこに立ってください。」恥ずかしそうに3人の1年生が立ってくれました。「本当の強さはこんな優しさのことを言うのです。1年生がそれを学んでくれたのはとっても嬉しいことです。」そんな話をしました。やがて1年生の先生が嬉しい話をしてくれました。なんでもまた帰りに女の子がひとり、桜並木で転んだそうです。どっと、クラスの子どもたちが女の子に駆け寄ってくれたそうです。心がほのぼのとします。可愛いですね。
今日は3人の先生たちと転勤される用務員の岡崎さんとのお別れの式もありました。岡崎さんは、ずっと子どもたちの人気者でした。朝掃除をする岡崎さんには、いつも子どもたちが取り囲んでいました。代表の子どもの挨拶にも「何でもしてくれるスーパーマン」と称していました。「今度は行くなら中高がいいね。なんでってね。別れがつらいもの。何で京都に行くの?何で?とあんまり聞かれるから、『あちらの方が急病なんでね』と答えたらね。『じゃあ、治ったら帰ってきて!』だって。子どもたちと楽しかったです。」しんみり話される岡崎さん。3人の先生と岡崎さんのご活躍をみんなでお祈りしたいものです。
子どもたち、ひとりひとりにとって、楽しい春休みとなりますように。