京都聖母学院保育園保育士、聖母学院同窓会、聖母女学院短期大学同窓会 辻本 恭子 様 からのメッセージ

「ただいま」と言える場所

学校法人聖母女学院、創立100周年おめでとうございます。100年という長い歴史の1ページに学院保育園の職員として携えること、心から嬉しく思います。

聖母女学院を知ったのは約20年前、が小学生の時でした。当時、聖母女学院に通っていた姉の文化祭に訪れた際、初めて赤レンガの本館を見て「素敵だなぁ」と幼いながらに憧れを抱いたことを今でも鮮明に覚えています。夢だった保育士という職業を、憧れの地だった聖母女学院で、実現できていることは、とても幸せで光栄です。日々の成長が著しい子どもたちとの毎日は、驚きと発見の連続です。子どもたちの育ちを見て、私も向上心を持って過ごしています。

さて保育園では、子どもをお迎えに来られた保護者の方に、「おかえりなさい」と挨拶します。子どもを預ける場であり、子どもの成長を一緒に見守るもう一つの家庭だからです。

私は、聖母女学院には「おかえりなさい」という言葉がぴったりだと思います。私が学院の短大生だった頃、先生や事務職員の方々、そして一緒に頑張ってきた仲間たちに、ありのままの自分を受け入れてもらい、夢を叶える後押しをしてもらえたことを今でも感謝しています。学生時代、聖母女学院が私を包み込んでくれたように、子どもたち、そして保護者の方にとって、聖母女学院が安心できるホームでありますようにと願っています。これまでの100年、多くの卒業生や教職員の方々にとって聖母女学院が心の故郷であったように、これからの未来は、私自身が聖母女学院を誰かにとっての安心できる居場所にできるように努めていきたいと思います。