京都聖母女学院短期大学同窓会 会長 辻田富士子 様からのメッセージ

創立100周年に向けて

 1921年、創立者メール・マリー・クロチルド・リチュニエをはじめとする7人のシスターが来日され、1923年に女子教育のため大阪市玉造に聖母女学院を設立。2023年に創立100周年を迎えられますことを、心よりお祝い申し上げます。今日まで聖母女学院のため、そしてそこに通う子どもたちのためにご尽力くださいました歴代の校長先生や諸先生方、関わって下さいましたすべての方々に感謝致します。また帰天された方々も、聖母女学院の益々の発展を願い、見守って下さっていることと思います。
 私は1967年に聖母学院小学校に入学しました。その頃はまだ師団司令部の建物もいくつか残っていたのを覚えています。シスター方もたくさん校内におられ、時には厳しく、時には優しく接して下さいました。
 「人から自分にしてもらいたいと望むことを人にもしてあげなさい」。その言葉が、聖母女学院の子どもたちの心にはきっと根付いていると思います。社会に出ても自分自身を大切に思うのと同じように、他者への優しい思いやりを持ち多岐にわたりご活躍されていることでしょう。
 香里の学舎から、そして藤森の学舎から巣立たれた方もすべて同じ聖母ファミリーとして、一緒に創立100周年を迎え、お祝いしたいと思います。