京都聖母学院小学校 元教諭 田口 和宏 様からのメッセージ

「親子ともども、お世話になりました」

 私が聖母学院小学校に奉職したのは、1982年4月1日、遅咲きの30歳でした。現在の校舎の前の木造の古い校舎の時代です。当時は、石田校長先生でした。保健室には優しいSr.影山がおられ、校舎の中のあちこちでヌヴェール愛徳修道会のシスター方のお姿を目にいたしました。 

 いきなり私的なお話で恐縮ですが、勤めて10年間で4人の子どもに恵まれ、4人とも聖母学院小学校で、娘は聖母学院中学校・高等学校までお世話になりました。楠井校長先生の時代には、ヌヴェール愛徳修道会本部やルルドまで研修に行かせていただきました。聖女ベルナデッタを目の当たりにし、得難い体験をいたしました。本当に感謝しております。50代に入り、仕事に行き詰まり、教職は早めにリタイヤしましたが、一念発起して、50代半ばで、情報や宗教の資格を取り、最後は、青森明の星短大で自分の好きな科目だけを教える教員で終えられ、私自身にとって悔いのない教員生活でした。

 最後に、私が聖母で学んだ一番大きなことは、「神様は、乗り越えられる試練しか与えない」ということです。峠の向こうには、必ず明るい明日があると信じて、頑張ってまいりましょう。聖母女学院の益々のご発展をお祈りいたます。