京都聖母学院幼稚園 元教諭 ・聖母学院同窓会 加藤 奈々 様(旧姓 武田様)からのメッセージ

いつも心の中にある聖母

 このたびは学院創立100周年おめでとうございます。

 私は幼稚園から高校までの14年間を聖母で過ごし、また大学卒業後、ご縁あって幼稚園教諭として母園に帰ることができ、9年間お世話になりました。

 幼いときから神様のお話に触れ、日々の祈りや聖歌などを通して自然に「人を思いやる気持ち」を大切にすることができ、何よりも心そのものを育てていただいたのだと感じています。

 中学・高校ではコーラス部に所属し、かけがえのない日々を最高の仲間と過ごすことができ、卒業後もOGとして定期演奏会に出演させていただくなどしています。

 幼稚園教諭になってからは本当にたくさんのことを周りの先生方から教わり、それは今でも私の糧となっています。そして、出会ってきたすべての愛おしい子どもたち。一人ひとりと向き合って保育してきた日々を振り返ると、失敗もたくさんありましたが、子どもたちと様々なことを通して多くの喜びと感動を味わうことができたと思います。

 今、3歳の娘と過ごす毎日、子育てするなかで色々な葛藤や悩みがありますが、私が聖母で育てていただいたように、“心”を大切に育んでいきたいと思います。