京都聖母学院小学校 中島 正子 校長先生 からのメッセージ

創立100周年の感謝と決意

 創立50周年を祝った行事のことは、今でも鮮明に覚えております。当時、大阪の聖母小学校の児童でした。校内で行われた集いのあと、みんなで同じオレンジ色の器にきれいに納められたちらし寿司を頂き、そのあと、いつもより長い時間、中庭でポートボールを楽しみました。周年を祝い、香里のキャンパスで学ぶ、児童生徒学生、みんなで「創立50周年」という人文字を作りました。撮影の時間に合わせて、校舎からたくさんの聖母の子どもが出てきたその様子にたいへん驚きました。当時は聖母の短大も香里にあり、そのお姉さん方が、グレイの制服に身を包み、整然と動かれる姿にあこがれたことを覚えています。あの人たち「誰?」というレベルの驚きでしたが、いずれその制服を着て小学校の先生になる勉強をすることになるとは、思いもよりませんでした。

 大阪の地で20年教員としてお仕事をさせて頂き、現在、京都の地で過ごしております。園児、児童、生徒、学生と聖母におります間、レヴェランド・メール・マリー・クロチルドと共に学校を支えてこられた先生方に、たくさんの教えを受けて育った私が、大好きだった聖母の小学校の校長として、ここにあることを本当に不思議に思います。ただ、神さまへの感謝を込めて、受け継いだことや本学のミッションを、聖母の子どもと教職員へ伝えていくことに、さらに邁進していく決意です。