京都聖母学院幼稚園 寺井 朝子 園長先生 からのメッセージ

「これまでとこれからと つなぐ心のバトン」

 聖母女学院の長い歴史の中で、私がお世話になったのは京都聖母学院高校の1年生の時から。当時、学院内にシスターがいらっしゃったり、授業で神父様から聖書のお話を聴かせていただくことがとても新鮮でした。ハンドベルの美しい音色に惹かれクラブに入部し、行事の度、特に教会でのクリスマスミサでの演奏はとても楽しく、今でも大切な思い出として心に深く残っております。学校生活を送る中での様々な喜怒哀楽を共にしてくれた友だち、また、それを温かく見守ってくださった先生方のおかげで、今の私がおります。

 自分が受けたこの温かい教育こそが100年もの歴史を築いた「聖母」の根本なのだと感じております。幼稚園で勤務するようになった現在でも、未だ傍で支えとなってくださる恩師や友に感謝するとともに、今度は私が未来を担う子どもたちに少しでもお返しができるよう、努めていく所存です。次の100年に向けて、これからも温かい心のバトンがつながっていきますように。