聖母女学院高等学校・香里ヌヴェール学院高等学校同窓会 かおり会 21回生 惠木 智恵子 様からのメッセージ

 この度、創立100周年に向けてのカウントダウンメッセージ文を寄稿させていただくことに心から感謝申し上げます。顧みますれば、今からほぼ一世紀前、私の姉が聖母女学院高等女学校に、その5年後には私も聖母の門をくぐりました。(姉:16回生、私:21回生)

 在学中は、聖母マリア様の慈しみをいただき、創立者レベランドメールや当時の校長先生である古屋マメールの深い眼差しと、大きな愛や優しさに見守られ、心豊かに多感な時期を過ごさせていただきました。レベランドメールは、卒業後も、私たちのことだけでなく家族のことにまで、常に気遣ってくださっていたことが印象に残っています。1941年大東亜戦争に突入し、聖母の象徴とも言うべき校門を始め、ベランダの洒落た鉄製の格子も、真っ白な校舎も、戦時中は真っ黒に塗りつぶされました。一時は学徒動員で勤労奉仕に出向いたこともございます。

 時を経て、娘(49回生)、娘の長男(共学3回生)と長女(79回生)も、みな『聖母の子ども』となりました。令和3年4月、私のひ孫も香里ヌヴェール学院小学校に入学しました。シスター方の愛情に深く包まれて育った幸せに心から感謝し、後輩たちにも語り継いでいきたいと思います。

 ♰ 神に感謝