校長ブログ
2026.10.24
【校長ブログ】Don’t Look Back In Anger

「趣味は何ですか?」と聞かれると、あまり夢中になっていることもなく、かといって無趣味でもないので、まあ、そのときどきの気分で、色々と答えます。
中高生の頃は、『時刻表』と答えていて、『電車』なんて答えるときもありました。まだ、今みたいに、『鉄ちゃん』なんて呼び方はありませんでした。『鉄子』さんもいませんでした。その前は、『クルマ』や『プラモ』(TAMIYAに代表されるプラスチック・モデル)、『ミニカー』(トミカですね)なんて答えていた時期もありました。更には、『電子工作』なんて答えていた時期もありました。『格闘技』、『パソコン』なんて答えていた時期もありました。今は、あまり夢中になっているものがなく、「趣味は何ですか」には、しかたなく『読書』なんて答えています。
しかし、ここまで述べていて、よく考えていたら、自分の趣味は『音楽鑑賞』なのではないかと思い始めました。昭和の言葉でいう国内の『グループサウンズ』や『歌謡曲』、『演歌』から『フォークソング』まで。そして、特定の海外アーティストもずっと聞き続けています。中でも、ボブ・ディランとローリング・ストーンズは、どちらも初来日のときから、すべての来日機会にコンサートに出かけています。
ヌヴェールに来て、ここの英語科多読の先生(多読といったらY先生)の中に、ロックに大変お詳しい先生がおられ、共通にストーンズが好きなので、しばしば話をします。
その先生が、今週の月曜日の「朝のお祈り」の中でされた話が、これまたロックな話で、なんとも素晴らしかったので、以下に紹介します。
【Y先生の話】
先月、自分の大好きなミュージシャンのドキュメンタリー映画を見に行きました。とても感動しました。その映画のタイトルが「Don’t Look Back In Anger」というもので、直訳すると、「怒りに身を任せて、過去のことを振り返るな」という意味です。人間生きていれば「許せない!」と思うことがあります。その時・その場で怒りの感情を抱くことはあるでしょう。人間ですから、私たちには感情があります。悲しみや怒りも、嬉しさや喜びと同様に、私たち人間にとっては大切な心の作用です。だから怒ることは自然なことです。ただ、ずっと怒り続けるのは、これは辛く、苦しいことだと思います。私は怒りっぽい性格で、大変でした。特に若い頃には、周りにも迷惑をかけたなぁと自覚しているほどです。そんな私ですが、冒頭に話したミュージシャンの歌を聞くと、何故か説得される感覚になるのです。「お前、過去のことでそんなに怒ってたって、何にも良いことないぜ」そう問いかけられているような。映画のタイトルにもなっている「Don’t Look Back In Anger」は彼らの代表曲でもあるんですが、その歌詞の最後の一節に、at least, not todayというセリフがあって、とても身に沁みます。
身に沁みますね。
校長 大矢正則