学校BLOG
2026.05.11
新緑🌳
ゴールデンウィークが終わり、日常の学校生活が戻ってきました。
学習に向き合った人、部活動に励んだ人、ゆっくりと休みを過ごした人、
それぞれに充実した時間があったのではないでしょうか☺️
皆さんはどのように過ごしましたか?
桜並木も、今は新緑の木々に包まれています。
さて、4月下旬、中学3年生の保護者会が行われました。
その際に校長先生が語られたお話をご紹介します。
~あなたはわたしの愛する子~
香里ヌヴェール学院はカトリックの学校です。カトリック学校は使命があって存在しています。
その使命は何かと申しますと、「福音」を知らせること。そこに尽きます。福音とは何か。
聖書の中に福音書というのがありますが、その書物そのものが福音なのではありません。
福音とは、読んで字のごとく、福は幸福の福、つまり、喜びという意味です。
音(いん)は音(おと)という字ですが、そこには音そのものという意味の他に、伝わるもの、メッセージ、お便りという意味があります。
したがって、福音とはよいお知らせ、喜びのお知らせです。
では、カトリック学校が伝えたいと思っている福音、良いお知らせとは何かと申しますと、
それは、「あなたは大切な人」「あなたにいてほしい」ということです。
「あなたは大切な人」「あなたにいてほしい」。なぜならば、それはあなたがあなただから。あなたにいてほしい。
お母さま、お父さま方。お子さんが小さかったころ、こうして、お子さんを、ご自分と同じ高さに抱き上げ、
「ああ、よしよし、いい子だ」とおっしゃったでしょう。どなたもわが子を抱き上げたときに、
「いろいろ考えたけれど、いいか悪いかでいえば、お前はいい子だ」なんていいません。
「ああ、よしよし、いい子だ、いい子だ」というときの、「よしよし」は「良し悪し」の「良し」ではなく、
敢えて漢字で書けば、「佳し」となるでしょう。この字のつくりは土という文字を重ねたもので、
宝という意味があります。尊い価値があるという意味です。にんべんに宝ですから、値高い人という意味になります。
なぜ佳しなのか。それは、この子だからです。目の前にいるのがわが子だからです。
つまり、私に何かをしてくれるわけではない。おむつを替えてと泣く。ミルクが欲しいと泣く。
そんなときも「よしよし」といってお世話をしたくなる。将来、自分の面倒を見てくれるだろうとか、
社会の役に立つ人になるだろうとか、そんなことは度外視にして、いい子。
なぜなら、それはこの子がこの子だから。あなたがあなただから。他の誰かとは取り替えられない。
私はあなたにいてほしい。あなたは私の愛する子。私の心に適うのはあなた。
これは宗教を超えて、何か見えない世界から発せられているメッセージだと私は思います。
もちろん聖書にも書かれています。若い日のイエスが洗礼を受けるために水に浸けられた後、
水から上がったときに、天から聞こえてきたといいます。
このときのイエスは若者で、まだ奇跡を起こして人を救うとかそんなことはなさっていない頃でした。
言ってしまえば、まだ何もできない若者イエスに向けられた神様のメッセージ。
しかもこの言葉は、聖書によればイエスだけに聞こえたのでありません。
天から響き渡りました。みんなに聞こえたのです。これが福音です。「あなたはわたしの愛する子。私の心に適う者」。
私たちは、皆さんの心に適った皆さんのお子さまに、福音、その中身を体験的に伝え、
神様の心に適った一人ひとりの生徒が、神様によって準備されている喜びの道を歩む者となるよう、
学習指導に、進路指導に当たってまいります。本日は、この後、学年団および教科担当より具体的な取り組みをお伝えいたします。
皆様、本日はありがとうございます。引き続き、最後までよろしくお願いいたします。
