English Learning Center(ELC)
English Learning Center(ELC)は、2018年に完成した実践型英語学習施設です。校舎から独立した施設で、本校にいながら、まるで海外で学んでいるかのような環境を再現し、生きた英語学習が可能です。
コンセプト
ELCは、LinXという教育理念のもと設立されました。LinXとは、Learning International issues and X(cross)-Cultural Understandingの略で、京都聖母学院では国際的な問題や異文化交流について学び、ハードルの高い様々な課題を乗り越える力の育成を目指します。
GSCの取り組み
本校のGSC(Global Studies Course グローバルスタディーズコース)では、フードロスや倫理観にもとづく消費行動など様々なトピックを取り上げて、プレゼンテーションやグループワークに取り組んでいます。
英語力の育成
「英語力の育成」
日本の教育において、日常生活はもちろん、大学入試や仕事に役立つ英語力を育てる仕組みが求められています。近年の大学入試では、知識だけでなく、その知識を活用する応用力がますます必要となってきています。本校では、その力を身につけるためインプット・アウトプット・4技能トレーニングのフレームワークを導入しています。この仕組みのなかで知識を活用することが、大学入試や就職、日常生活での実用的な英語力育成の鍵となります。
英語教育の強化実現をしていくため、2018年10月に実践型英語学習施設としてEnglish Learning Center(ELC)を完成させました。英語をツールとして共通の活動を行うことで「英語運用能力」を育成する教育を実践しています。ELCではネイティブ教員はもちろん、生徒も原則オールイングリッシュで学習を行っています。
エリアで分かれたラーニングスペース
いつも過ごす校舎の横にある建物にELCはあります。まるで外国に留学しているかのような環境で英語を能動的に学ぶことができます。生徒の気持ちをスイッチ入れるための仕掛けを数多く設けました。ELCは施設全体を3つのエリアに分かれ、「何に?」「どう?」使うかを生徒自らが創造できるようなスペースがあります。
Area-1
ENT(Boulderning)
ELC入り口にあるボルダリングスペースでは身体を動かしながら英語運用能力を養います。
シンプルな単語から発信することから始め、発声への抵抗感を減少させることで英語学習へのモチベーション維持することに繋げます。英語力の吸収力UPに繋げ、瞬発力の高い英語力を身につけます。
Area-2
Learning Space
どこか胸がワクワクするようなインテリアが並び、レストラン・カフェ・海外オフィスなどの様々なシチュエーションでの英会話に自然と入り込むことができるスペースが広がります。このスペースには授業以外にも昼休みや放課後にネイティブ教員が常駐しており、すべての中高生に開放され、誰でもいつでも英語に触れることができます。壁に大型スクリーンを映せるスペースもあり洋画の映画上映も行われています。
Area-3
Presentation Room
英語で劇を行う時やプレゼン発表の練習時に使用するスペース。学んだ英語に顔の表情や身振り手振りも含め身体全体で表現できるように様々なシーンで利用できるスペースです。
無限大に広がるELCの活用方法
<海外姉妹校とのオンライン交流>
オーストラリアの姉妹校「セント・アロイシャス・カレッジ」とのオンライン授業も実施しています。オーストラリアの生徒も授業で日本語を学んでいますので、お互いの言語を教えあいながら、コミュニケーションをとっています。Google Meet を通して両校の生徒を含む少人数のグループでプロジェクト学習に取り組んでいます。
<コーラス部のよるクリスマスミニコンサート>
クリスマスシーズンには出演依頼が数多くあるコーラス部。出演前にリハーサルを兼ねて、在校生に歌と踊りを披露します。Area-2を利用してコンサート会場のような雰囲気で楽しむことができます。
<高校2年生 修学旅行 事前学習>
高校生の修学旅行先はオーストラリア。現地のショップを想定し、買い物の練習を行います。始めは用意した英文を読み上げるだけだった生徒も、身振り手振りを付けて気持ちを伝えようとする姿が見られます。
<放課後 英検対策講座>
英検受験を控えた生徒は放課後集まって学習を進めます。同じ級に挑戦する生徒同士で学び合う姿があり、ネイティブ教員などが学習のサポートを行います。
<日本マンガ 英語版>
ELCは、英語を楽しむ仕掛けが沢山あります。日本アニメにもなっている漫画の英語版が置かれ、勉強以外でも英語に触れることができます。昼休みや放課後に読むことができます。
<訪日外国人をELCに招待>
世界各国から訪れている本校のネイティブ教員の知り合いを通じて、京都に訪れる際に本校を訪問している様子です。英語でディカッションをしたり、軽食を一緒に食べたり、生徒は日々養った英語力で精一杯のコミュニケーションをとります。授業以外での幅広い利用が可能です。