学校長挨拶
- 京都聖母学院中学校・高等学校
学校長 川口 恒久
京都聖母学院では、カトリックの理念をもとに、すべてを超えた存在である神を身近に感じながら、謙虚な態度で深い真理を探究する教育活動を行っています。現在、わたしたちは日常的にAI(人工知能)を利用することになり始め、これまでにない急速な社会変化の時代を迎えようとしています。一方で、人の能力を超えようとしているこの新しいパワーに、多くの人々が戸惑いと不安を覚え始めています。しかしながら、大きな理念に守られた京都聖母学院は、直面しているテクノロジーの進化ですら、不安を感じてはいません。むしろ普遍の真理を探究してきたミッションスクールとして、その真価を発揮できる大きなチャンスだと考えています。
創立者のレベランド・メール・マリー・クロチルド・リュチニエは、「聖母の一人ひとりが、真理の中に人々の心を結ぶ平和の天使でありますように」とメッセージを残しています。学校法人聖母女学院は創立100周年を迎え、わたしたちはその思いをつなぎながら、さらに深化し続ける存在でありたいと願っています。生徒のみなさんが、いつの時代も、どの場所にいてもゆるぎない強い精神を持つことができるよう、そして、平和な社会の実現へと歩み続けていけるように成長する場所、それが京都聖母学院中学校・高等学校です。