校長ブログ

BLOG

2024年05月20日

「休み時間、何で短くなったんですか?」

4年生の男の子4人が職員室に来て「校長先生。休み時間、何で短くなったのですか。すごく短くなってるんやけど説明してください。」どの子も真剣な顔です。「わかった!今日中にきちんと説明に行くね。」そう答えました。本校では4月から、校時表(授業、休み時間の初めと終わりの時刻を定めたもの)を変更しました。併設の中学高等学校が7時間目まで授業が行われることになったのを受けて、休み時間の遊び場所の調整のため行ったものです。さらに、昼食後はクラスごとに掃除の日と遊びの日を交代で設けていたのを、全校で一斉に毎日全員が遊び、掃除を行う方法に切り替えたのです。これにより、全校で協力して美化に努めるとともに、クラス以外の友達とも遊ぶことができます。しかし私立小学校の特性上、学校の友達と思いっきり遊ぶことは、非常に大切です。特に大運動場、小運動場、はだしの広場、木立ちの広場等、他校に比べても広い遊び場を持つ本校では、子供達の疑念は当然のことです。変更にあたりそこは管理職で一番検討した点でしたので、すぐに昨年と今年の休み時間を比較する子供向けの資料を作りました。昨年までは220分間。今年からは205分間。確かに5日で15分、1日で3分短くなっています。資料を持って休み時間に4年生の子供達を訪ねました。私の説明に「なるほど…3分か。」厳しい顔が少し和らぎました。「でもね。教室に入る移動のために今音楽を7分間も鳴らしているんだ。みんながさっさと移動できれば、3分以上休み時間増やせると思うんだけどどうかな。」私の話に笑顔になった4人。真剣な質問に、真剣にお答えする。改めて大事なことだと子供達から学びました。