教育理念

PHILOSOPHY
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教育理念

校長挨拶

校長

 子どもたちが社会で活躍するであろう20年後。世界は今にも増して大きく激変していることでしょう。しかし、どのような時代が来ようとも、子どもたちには、困難を乗り越えて社会に貢献しようとする逞しい人間に成長して欲しいものです。そのためには、筋道を立てて考える学習や、友だちと話し合いながらより良い解決法を見つけていく学習を通して、自分で考え行動する力を育むことが大切です。

 その土台となるものは、自分自身が大切な唯一無二の存在であるという実感を持つことです。香里ヌヴェール学院小学校のカトリック教育の目的もそこにあります。教職員と保護者の皆さまが力を合わせて育むその実感は、やがてまわりの人々の大切さにも気づかせ、自分の力をその人々のために役立たせたいという願望を育てることでしょう。それぞれに与えられた素晴らしい能力を、人々のために最大限に発揮する人生を目指すこと。これこそが香里ヌヴェール学院小学校の目指す教育です。

 ご入学をお待ちしています。

学校法人聖母女学院理事長
香里ヌヴェール学院小学校 校長 赤野 孝一

教育理念

建学の精神

カトリックの人間観・世界観に
もとづく教育を通して、
真理を探究し、愛と奉仕と正義に生き、
真に平和な世界を築くことに
積極的に貢献する人間を育成する。

聖母の子ども一人ひとりが
家族のため 友のため また社会において
真理の中に人々の心を結ぶ
平和の天使でありますように

〔創立者〕レヴェランド・メール・
マリー・クロチルド・リュチニエ

レヴェランド・メール・マリー・クロチルド・リュチニエ

校訓

OBEISSANCE ET PURETE
「従順 純潔」

「従順」とは、真理を探求する歩みの中で出来事を正しく判断し、正しいことをはっきりと表明し、それに誠実に従う強い意志を意味し、「純潔」とは、真理を純粋に誠実に受け入れ、実践する生活態度を意味します。激動の21世紀において、平和な世界の構築へと先導するリーダーになるためには、確かな判断力と実践力が求められます。そのためには、常に愛の心をもち、他者の立場に立ってものごとを考え、その中で自分がとるべき行動を誠実に探求する姿勢が必要です。

この姿勢こそが「従順と純潔」のスピリットなのです。

校訓_校章

教育方針

カトリックの宗教的価値観を基盤とし、「人を愛し、自らを高める強い意志と豊かな心をもつ子どもを育成する」ことを目指して、高い学力の保障と宗教教育を核とした心の教育の充実に努めています。

目指す子ども像

すべての友達を大切にする

友だちと支えあい進んで学習する

正義のために自分の力を喜んで発揮する

健康や安全に留意する

マリア像と桜

情操教育

香里ヌヴェール学院小学校

カトリックの教えにもとづき、
豊かな心を育む

香里ヌヴェール学院小学校では、カトリックの人間観・世界観で
「愛・奉仕・正義」の精神のもと、子どもたちの豊かな心を育む教育を行っています。

聖母女学院の教育改革を推し進めた
メール・ベルナデッタ・ゴーテの
ことば

学校はそれ自体のために存在しているのではなく、社会機構の一つとして、社会の中で果たすべき重大な使命を有しております。知識の伝達ということは、軽視することのできない大切なことです。しかし、学校は単に知識を伝達するための場ではなく、さらに保護者、教育者、生徒からなる学校共同体の中で、人々とのかかわりにおいて生きることを学ぶ場であると言えましょう。(中略)

世界は今や著しい変革を遂げ、容赦ない経済的メカニズム、行き着く所を知らない技術文明の影響を受けています。そしてそれらは、物質的成長を望む飽くことを知らない野心のために、日々の素朴な、人間的な幸福を犠牲にする危険性をはらんでいます。

私は、かかる現代世界の中にあって、聖母女学院が建学の精神に忠実であるためには、何よりも先ず、でき上った答を知って満足するのではなく、真の問題意識を持つことを学ぶ場として考えられるべきではないかと思います。(中略)

教育に当たる私どもは、あらゆる段階の生徒たちの心と精神を、広く世界に向かって開かせ、その可能性に応じて、国内的・国際的諸問題や第三世界の人々に対する責任感に目覚めさせるよう努力して行きたいと望んでおります。聖書の中には、「多く受けた者は、多く与えなければならない」と記されております。実際、互いに分かち合うためでなければ、成長は一体何の役に立つでしょうか。

(聖母学院25年史より抜粋)

メール・ベルナデッタ・ゴーテ

メール・
ベルナデッタ・ゴーテ

1953年〜1970年に日本に滞在。学校法人聖母女学院藤森キャンパス創立期に幼稚園園長、小学校・中高校長を歴任。戦後の新しい聖母女学院の教育改革の先頭に立って、改革を推し進めた。

学校概要・沿革

概要

名称

香里ヌヴェール学院小学校
(旧 大阪聖母学院小学校)

場所

〒572-8531 大阪府寝屋川市美井町18-10

連絡先

TEL 072-831-8451 FAX 072-834-7944

在籍児童数

460名(2023年4月1日現在)

沿革

1921年(大正10年) 5月 創立者レヴェランド・メール・マリー・クロチルド・リュチニエをはじめ7人の修道女来日
1923年(大正12年) 3月 大阪市東区(当時)玉造に聖母女学院創立
4月 聖母女学院開校
1925年(大正14年) 3月 聖母女学院高等女学校となる
1932年(昭和7年) 2月 香里園に校舎落成 高等女学校移転
4月 聖母女学院小学校開校
1947年(昭和22年) 4月 聖母女学院中学校発足
1948年(昭和23年) 4月 聖母女学院高等学校発足
1949年(昭和24年) 4月 京都市伏見区深草に姉妹校「聖母学院」小・中学校開校
1952年(昭和27年) 4月 聖母学院高等学校開校
1960年(昭和35年) 4月 聖母女学院幼稚園を開園
1968年(昭和43年) 4月 聖母女学院短期大学 児童教育学科を開学
1981年(昭和56年) 4月 聖母女学院短期大学家政学科、京都藤森へ総合移転
1988年(昭和63年) 4月 聖母女学院小学校、男女共学となる
1991年(平成3年) 4月 校名を「大阪聖母学院小学校」とする
2009年(平成21年) 6月 創立90周年記念事業開始
2011年(平成23年) 8月 耐震及び校舎内改装工事実施
2012年(平成24年) 4月 給食開始
2013年(平成25年) 創立90周年記念事業開催
2017年(平成29年) 校名を「香里ヌヴェール学院小学校」とする
2023年(令和5年) 創立100周年を迎える