校長ブログ
2026年09月4日
「ありがとう!」と言葉にしてみよう
猛暑から一転、雨の中の登校。子どもたちも少しいつもより気持ちに余裕があるのか、ジャンケンをしてくる子どもが増えました。遠路、傘をさして香里の丘に登校してくる子どもたちをせめて元気な笑顔で迎えたいと、いつもに増して元気な挨拶が出来ました。
「先生、まだ間に合う?」2年生の子どもが傘の中から尋ねます。そう今日は2学期最初の祈りの集いの日。「大丈夫。行ってらっしゃい!」と見送りました。
聖堂には70人くらいの子どもたちと先生が集合。司式は2年生副担任の堀内先生でした。子どもたちにとって、日々授業をしてくれる身近な先生がお話ししてくれるほど聞きやすいことはありません。堀内先生は集いの中でこんなお話をしてくれました。「今日は、私たちが、いろんな人々に毎日支えられていることを考えたいと思います。例えば電車やバスが毎日走るおかげで学校に通えます。でも当たり前ではありません。その陰で沢山の人が、日々メンテナンスをしてくれています。しっかり検査をし、整備をし、修理し、安全を支えてくれているおかげです。また毎日朝起きたらすぐに、水道水で顔を洗って歯を磨きますが、それもやはり当たり前ではないのです。世界の197の国のうち、日本のように水道水をそのまま飲める国は、わずか9か国か10か国くらいだけだそうです。水が口に入っても、体調を崩さなないで飲んだりシャワーを浴びたりできることも当たり前ではないのです。これ以外にも、本当に数えきれないくらい私たちは、毎日、自分以外の沢山の人に支えられて生きています。そんな人々を想像して、もしありがとうの気持ちを持てたなら、自分もふわふわ、うきうき、優しい気持ちになれます。そして温かい気持ちになれます。もし皆さんが温かい気持ちを持てたなら、恥ずかしがらず『ありがとう!』と言葉にしてみましょう。それは自分の中で生まれた気持ちだから、自分が感じているのだから、それに気づいてそれを言えるのは自分だけです。だから恥ずかしがらず声に出して『ありがとう!』と言ってみましょう。もしそれを言葉にできたなら、それを聞いた人がまたその言葉をきいて、ふわふわ、温かい気持ちになると思うのです。忙しい毎日ですが、そんな中でも、少しでも、ほんの少しでも時間が持てた時に、思いっきり深呼吸をして、自分の周りの支えに思いを巡らせてほしいです。日常の支えに気づけて、『ありがとう!』と思えた時、自分が優しい気持ちになれて、自分の力を使えるようになると思うのです。みんなで温かい声をかけあい、穏やかで平和な一日にみんなでしていきましょう。」
当たり前など一つもないこと。学ぶ大切な目的の一つはそれを知ることかもしれません。