校長ブログ

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2026年09月10日

日傘の中で・・・

 秋を感じる涼しい風が香里の丘にも吹きました。それでも久しぶりの朝の陽ざしはきついので日傘をさしてお迎えしました。よほど私が日傘をさしているのが面白いのか、何人かが「なんで傘さしてんの?」と話しかけては傘に入って来ました。「お肌が大事やろ。日焼けしたら困るからやで。」と言うと一緒にいた高学年の女の子が吹きだして笑っていました

 ひとり、挨拶をしたあと沈んだ顔で私の日傘に入ってきた男の子がいました。「校長先生、おばあちゃんが死なはってん、僕、昨日までお葬式に行ってた…。」「そうか。それは寂しいなあ。」「聞いたらすごく健康に気をつけていたって言ってたのに…お母さんのお母さんやねん。」「そうか…お母さん寂しくされてるやろ…」私も幼い頃、おばあちゃん子でした。今でもおばあちゃんの温もりや匂いは記憶の片隅に優しい笑顔と共に残っています。遠い地でなかなか日頃お会いできなかったおばあちゃんの死。聞いた時にはびっくりしたことでしょう。けれども彼がそれを幼いながらに必死に受けとめていること。そしておばあちゃんが家族にとって、お母さんにとって本当に大切な存在なのだと感じていること。それが伝わってきました。「お母さん。大事にしてあげてな。」彼は大きくうなづきました。きっと彼はおばあちゃんとの交流や優しい笑顔を生涯忘れないと思います。亡くなっても、彼を傍で見守っておられるおばあちゃんを感じました。