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2019年08月28日

サイコロ・カエル…1年生の算数PBL!

サイコロ・カエル…1年生の算数PBL!

◆「1番」~「12番」までのカエルがいます。サイコロを2個振って、出た目の数の合計の番号のカエルが、1マス進めます。何番のカエルが1着でゴールするでしょう。たとえば、1と2が出たら、「3番」のカエルが1マス進めるということです。

◆先日の学校説明会で体験していただいたこのサイコロのPBL授業の課題を、1年生の算数でも実施しました。

◆1年生の最初の予想はとってもかわいらしかったです。
「1番」のカエル・・・1番だから!
「5番」のカエル・・・(自分の)お誕生日が5日だから。
「12番」のカエル・・・適当
「7番のカエル」・・・ラッキーセブンだから
「3番のカエル」・・・1個で振ったとき、よく出ていたから。
などなど、様々な見方をして、子どもたちは予想を立てました。

◆ゲームを進めると、やはり、6番、7番、8番、9番のカエルがよく進むことに気付いた子どもたち。整理していくと、その秘密は、サイコロの出た目の数の和が、「6」や「7」になることが多いことがわかりました。

◆そして、
「1番がでることは絶対にない!」
「12番がでるのは、6と6が出たときだけだから、なかなかないよ!」
といった言葉も出てきました。

◆最後に、「このゲームで何番を選ぶ方がいいか、逆に何番を選ばない方がよいかを誰かに教えるとしたら、どんな風に教える?」と聞いてみました。子どもたちのノートから少し紹介します。

「1はぜったいだめ。さいころが2このときは、サイコロに0がなかったら、1はできないから。だから1はだめ!」

「7ばんにしたらいい。1ばん7になるとおり(くみあわせ)がおおいから、1ばんあたりやすいとおもうよ。」

「7がいいとおもいます。1と6、2と5、3と4、4と3、5と2、6と1で6とおり。だから、7になることがおおそう。」

◆なんと、休み時間には、それぞれの番号になる組み合わせが、何通りあるか、「1通りからどんどん増えて、また減っていっている!」と気付いた子たちもいました。

2番 1通り
3番 2通り
4番 3通り
5番 4通り
6番 5通り
7番 6通り
8番 5通り
9番 4通り
10番 3通り
11番 2通り
12番 1通り

数のきまりに気付いた所が、するどい目の付け所。いいセンスだ!
とっても楽しく、知的な授業開きになりました。