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2022年10月17日
【6年生 運動会係活動】
今年の運動会は、午前中は1.2.3年生、午後からは4.5.6年生の2部制で、3年ぶりに開催することができました。小学校では、高学年が運動会の運営を支えます。今年度は低学年の部で、6年生が係活動に取り組み、本校が普段から大切にしている“人を大切にすること”や、“人のために自分の力をつかうこと”を、それぞれの仕事の中でたくさん見つけることができました。自信がないまま終わってしまった総合練習のあと、励ましと練習の中で、見違えるほど明るく生き生きとしたアナウンスをした児童たち。不安がいっぱいの中、競技開始に間に合うように一生懸命走り、用具を準備した児童たち。スタートのピストルの弾詰め、進行の合図を出す仕事、撮影をし、iMovieでまとめて学年に動画をプレゼントする仕事、正確に数えて確実に伝える得点の仕事、救護の準備で待機してくれていた仕事。どれもが大切な欠かせない仕事です。
決められた仕事だけではなく、自分からできることを見つけ、低学年の子のほどけたはちまきを結んであげた児童、トイレに連れて行ってあげたケガの手当ての後の低学年の子を児童席まで送ってくれた児童、静かに見るんだよ…と教えてあげていた児童もいました。仕事が終わって教室で無心にお弁当を頬張る光景が忘れられません。まだまだ多くの仕事すべての中で「人と助け合うってすごく面白い。」「頑張った後はスッキリするんだ。」「友だちが一生懸命やっていたのを見た。」「今度はあの仕事がしてみたい。」「2年生のときに見た、仕事をしているかっこいい6年生に自分もなれたんだ。」そういった感情が芽生えたことを日記に記す子どもたちがたくさんいました。小学校の学校行事における生きたキャリア教育としても、6年生が見事に復活させてくれました。これからも子どもたちとのふりかえりをもとに、工夫改善を重ねていきたいと思います。


