校長ブログ

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2022年12月22日

心温まるクリスマスセアンスでした。

聖劇を作り上げてくれた5年生の聖劇隊のみなさん
合唱団のみなさん
2年生のみなさん
みんなの劇をより良いものにしようと、画像編集・録音・配信のお仕事をしてくださった先生方、教室で心を合わせて歌い、祈り、この時を共有してくれた全校みなさん
すべての人の心が集まって、今日の大切なクリスマスセアンスを過ごすことができました。

私は、この時間をいっしょに過ごせたことに感謝でいっぱいです。

待降節に入ってから、みなさんは、
『ぼくたち、わたしたちがサンタになろう』を合言葉に、
周りの人たちを大切にし、喜びを与えられるような行動を意識して過ごしてきましたね。
校長室前に飾られていたリースに、日ごとにリボンが増えていくのを見て、
みんな一生懸命とりくんでいるのだなあと思っていました。

みんなの心は、相手の方に伝わりましたか?

みんなが大切にした人は、とても温かい気持ちになられたと思います。
生きていてよかった、私が生きていることに意味があった、と。

私もね、みんなと生活していると、毎日たくさんの喜びをもらえます。
挨拶をしてくれること
こんなことがあったよと話かけてくれること
にっこり笑って手を振ってくれること
ああ、生きていてよかった。
毎日そう思える瞬間がたくさんあるのです。
昨日もとても温かい気持ちになれました。
6年生のみなさんと清掃活動をしたとき、
みんなと少し離れたところに居た私のそばに来て、一緒に作業をしてくれた人がいました。
ふだんほとんど話すことのない、クラスとも関係のない私に
さりげなく声をかけそばで作業をしてくれました。
もしかしたら、無意識の行動だったかもしれないけれど、
私にとってはとても温かい瞬間でした。

ここで、ちょっとふりかえってみてくださいね。
みんなが待降節に「この人を大切にしよう」「喜びを与えよう」としてやってきたことを。
同じことを、人が自分にしてくれたらどんな思いになるでしょう。

人を大切にした経験があると、
だれかが自分を大切にしてくれたことにも気づけるようになりますね。

「あの人は私を大切にしてくれた」
「あの人は私に喜びを与えようとしてくれた」
と気づけるということは、
あなたのことを大切にしたいと思っている人が確かに居る
ということを確信できたということなのです。

もしかしたらこれまでは、
あなたのことを大切に思ってくれていることに気づかなかったかもしれない。
でもこれからは、今までよりずっとたくさんの人が
あなたを大切にしたいと思っていることに気づけますね。

これこそ、まさにクリスマスのプレゼントだと、私は思うのです。
クリスマス、おめでとう。