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2018年12月12日

「香里ヌヴェールの挑戦」(第9回)

「香里ヌヴェールの挑戦」(第9回)

皆さま、こんにちは。
毎回ブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。

今回は小学校の話です。
小学校に関しては、香里に来るまではほとんど関わったことはなかったです。
自分の小学校の時の授業の思い出も、怒られたことくらいで(笑)
授業で何を教えるのかは、
高学年は少しはイメージ出来ますが、低学年などは全く検討もつきません。
教員も小学校と中高は、ある意味全く違う人種とも言えるのです(笑)

さて、小学校との関わりです。
説明会での関わりが先行していたのですが、
「是非授業の見学に」ということで授業を見に行きました。

低学年の子供たちだったと思います。
かわいく、元気で、私のお腹くらいの大きさ、でしかなく(笑)

日直の二人が前に出て、お祈りとともに挨拶。
授業が始まります。

「今日のめあて」
そこで、先生が黒板に書きます。
この「めあて」という言葉が、中高だけで教員をやってきた自分にとってものすごく新鮮でした。

「めあて」という言葉、そして小学校の授業での使用は賛否両論あるようです。

私が考えるに、
『予定調和的なもの』と、
『先を推測して間違えてもかまわないもの』と2つあると感じてます。

私の出会った「めあて」は後者です。
「新しく何かを学び、それがどんなことにつながっていくのかを推測する」

中高になると、
この推測を、生徒たちにさせてみる機会がほとんどなかったと感じました。
しかし、本来の学びからすると、
学んだことは過去のことであって、
現実社会では予定調和的に未来は訪れないですよね。
自分が学んだこと、
学問的にも経験的にも事例から未来を推測、推理するしかないと思います。
これが私の考える「めあて」です。

「めあて」は間違ってもいいと思います。
間違いをおそれずに頭を使ってみる。
そして授業に取り組み、「めあて」が当たっていたかを検証する。

あ、この「めあて」は、
けっこう21世紀型教育のツボだと直感しました。

こうして、小学校の授業との出会い、
そして先生たちの日々の授業を見学させていただく機会をいただいてます。
これが自分の教育観の幅を大きく広げてくれたのです!!

・・・「香里ヌヴェールの挑戦」(第10回)に続く

「香里ヌヴェールの挑戦」(第8回)はこちら