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2016年11月2日

4年生「アイマスク体験」をしました。

4年生「アイマスク体験」をしました。

今日の3,4時間目に、ボランティアの方の指導及び保護者の方にお手伝いをお願いし、アイマスクをつけての「歩行体験」と「日常生活体験」を行いました。
「歩行体験」では、介助者とアイマスクをつける体験者と二人一組になって、普段は何気なく通ったり、使ったりしている階段やスロープ、坂道などを歩きました。
介助の仕方は、事前にボランティアの方に教えてもらっていましたが、実際にやってみるととても難しかったようです。目の前に障害物が見えたときは「一旦止まります」「半歩前へ進んでください」などの声かけが必要ですが、指示を出すのを忘れてしまい、溝に足がはまってしまったり、階段を踏み外したりすることがありました。
体験者は、はじめは「めっちゃ怖い!」「ここどこ?」と前が見えないことにとても恐怖を感じていましたが、介助者を信用して歩き始めると、だんたんと慣れてスムーズに歩けるようになりました。 また保護者の方も、子どもたちが悪戦苦闘する姿を見て、優しくアドバイスしてくださっていました。

「日常生活体験」では、ユニバーサルデザイン商品にさわってみるコーナーやお金を見分けるコーナー、洋服をたたむコーナーをボランティアの方が用意してくださいました。
ユニバーサルデザイン商品にさわってみるコーナーでは、普段の生活の中にあるシャンプーやリンスのボトルや空き缶、牛乳パックなどについている点字に触れてみました。点字を読み取るのに、子どもたちは苦労していたと同時に、目の不自由な方のための配慮がなされていることにも気付くことができました。
お金を見分けるコーナーでは、アイマスクをした状態で財布の中から言われた金額だけお金を取り出す体験をしました。普段見慣れているお金ですが、やはり見えない状態だと、5円玉と50円玉、10円玉と100円玉の違いが分かりにくかったようです。
洋服をたたむコーナーでは、アイマスクをした状態で靴下をさわってペアにたたんだり、裏返った洋服をたたみなおしたり、ボタンを正しくつけてたたんだりしました。靴下をペアにできた子どもに、「どうしてペアにできたの?」とたずねたら「ワンポイントのふくらみ具合がわかった」「靴下の長さでわかった」など、様々な特長に気付いていました。

今回の体験をとおして、自分には何ができるのかを考え、進んで周りの人のために自分の力を使ってくれるようになってほしいと願っています。

歩行体験

靴下をペアにたたむ体験

お金を見分ける体験

ユニバーサルデザインの商品にさわる体験