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2016年12月6日

5年家庭科調理実習

5年家庭科調理実習

調理実習でごはんとみそ汁を作りました。だしは、煮干しとかつお節を両方使いました。Kくんがお家からかつお節の削り器を持ってきて、かつお節を削る実演をしてくれました。煮干しのあたまとはらわたを上手に取り、水から出したお湯が沸く頃には、ふんわりとお出汁のいいにおいがしてきました。具は大根と油揚げとわかめ、青ねぎです。大根は煮えやすいように、いちょう切りや短冊切りにして、透明になったころにみそを溶いて入れました。味を見ながらみその量を増やして、ちょうどいい味にしました。どのグループも抜群の味で、たくさんおかわりができました。
ご飯は今回、ハイゼックスという被災地で使用する米炊き袋を使用しました。水が少なくても等分されたご飯を炊くことができます。また、真空状態で炊き上がるので、数日間の保存もきき、食器やお箸がなくても食べることができます。もちろん、炊飯器で炊くご飯のようにはなりませんが、被災地で、本当に何もないときに、こういう炊き方でご飯が食べられるなら、少々かたいご飯でもありがたいと思う…と感想に書いている子もいました。また、自分が被災していなくてボランティアで手伝いに行くときにも、知っていて良かったなという感想もありました。
家庭科は、自分のできることを家族のためにしてみたいなと思う気持ちを大切にする学習です。どんなものを作ってあげたいか、どんなものなら今の自分の力で作れるかなと聞くと、ご飯、みそ汁の他に、たまご料理、パスタ・うどんなどの麺類、煮物、サラダ、カレー、チャーハンなどが並びました。

おかずは、家からお弁当として持ってきたのですが、今日は、お弁当箱もきちんと洗いました。きれいなお弁当箱を持ち帰ることなんて、なかなかないけれど、きっとお家の人に喜んでもらえているでしょうね。