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2015年11月24日

4年生 アイマスク体験

4年生 アイマスク体験

今日の3,4時間目はアイマスク体験がありました。
はじめにボランティアの方々から介助の仕方の説明を受け、
2グループに分かれてスタートしました。

ベルナデッタホールのグループは、
・ユニバーサルデザイン商品をさわってみよう
・お金にさわってみよう
・洋服たたみに挑戦しよう
の3班に分かれて体験しました。
・のユニバーサルデザイン商品とは、障害のあるなしに関わらず、
誰もが使いやすい商品のことです。
シャンプー、リンスにあるきざみを見つけたり、
国語で習った点字を発見したりして、いつもとは違った視点で日用品に
触れていました。
②のお金にさわってみようでは、アイマスクをした状態で
財布の中から言われた金額だけお金を取り出します。
目が見えない状態だと、5円玉と50円玉、10円玉と100円玉の違いが
分かりにくいのです。
普段何気なくしていることが視覚をなくした瞬間難しくなります。
でも、できないわけではありません。子どもたちは手触りを頼りに
一生懸命に探っていました。
・の洋服たたみの班は、
アイマスクをした状態で靴下をさわってペアにしてたたんだり、
ひっくり返った洋服を元に戻してたたんだりしました。
どうして分かったの?とたずねると、
「袖は細長いから分かった」、
「長さが一緒だからペアかと思ったら違った…」、
「ここにワンポイントがあったから分かった」
など、様々な発見をしていました。

校舎外のグループは、ペアになりアイマスクでの歩行と介助者役を
交代でしました。
普段歩いている道でも、見えなくなると一気に怖くなります。
はじめは「怖い!」「ここどこ?」と言っていた子たちも、進んでいくに連れ
介助者の子どもを信頼して任せている姿が見受けられました。
また、介助者も難しいのです。
肘を持ってもらって歩くのですが、自分が通る分の道だけでなく、
二人が安全に通ることのできる道を選んで進行方向を決めながら
歩かなければなりません。
階段でも、「上がります」、「降ります」、「砂利道を通ります」、
「最後の段です」というように細やかな声かけと気配りが必要になります。
階段では、アイマスクをしている方が手すりを持つように
ボランティアの方から言われると、
「そこ、手すり持って!」
「どこ?!」というやり取りも見受けられました。
見えることが当たり前である人にとっては、見えないことの怖さや
不便に感じることはなかなか分からないものです。
「五体不満足」で有名な乙武洋匡さんの言葉に、
「障害は不便ではあるが、不幸ではない」というものがあります。
今回、自分が身を持って体験したことで、目の見えない人の気持ちや
自分にできることは何かを考えるきっかけとなったと思います。

難しいなぁ~

見えないけれど、友だちがいるから安心

ここ、またぎま~す