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2019年04月24日
「香里ヌヴェールの挑戦」(第30回)
「香里ヌヴェールの挑戦」(第30回)
平成もあと少しです。
いよいよ令和の時代になります。
どんな時代になっていくのでしょうか。
新学習指導要領も始まります。
教育の中身も変わっていくことは間違いありません。
では、どう変わっていくのか?
最近、多くの人に聞かれるので、ここで考えてみましょう。
令和を考える前に、ここまでの教育を簡単に総括してみます。
『昭和の教育』
戦後の昭和の教育は、右肩上がりの時代にそったものでした。
「忍耐して努力」をすれば、「今より何かよい」ところにいける。
とにかく頑張れば、何か上にいけるという教育だった気がします。
「よりよい高校」「よりよい大学」「よりよい就職」・・・
相対的にどのポジションにいるのかが大事といった、
受験戦争の中、偏差値が重視されました。
「24時間戦えますか」の時代ですね。
(正確には1989年なので平成になっていますが(笑))
『平成の教育』
平成はデフレが続いた時代でした。
「努力」しても報われるかどうかはわからない。
「頑張れ」という言葉に「?」と感じる教育を受ける側。
でも「頑張れ」という言葉を使いたい教育をする側。
「No.1よりONLY1」というSMAPの曲が流行りました。
「差別化」が求められてきた感じがします。
デフレの中、「人と違う特色を」が突き付けられます。
相対的なポジションも当然、絶対的な「何か」も必要。
若者には厳しい時代だったのかなと感じます。
「自己肯定感」や「いやし」が求められました。
『令和の教育』は?
平成の時代に進んだ情報革命。
そして今後は、AI(人工知能)が予想通り社会を変えていくでしょう。
でも、それは恐怖ではないと思います。
人に求められるのは、
「人らしく幸せを求める」ことなのかな・・・
では、「幸せ」とは何?
「人よりも何か優れていること?」
「人とは違う何かを持っていること?」
ではないのではないかと思います。
最高善という言葉がありますが、
自分にとっても、周囲にとっても、世界にとっても、
何か善いものを求めていく時代。
その何かこそがPROJECT(プロジェクト)であり、
そのトレーニングこそがPBL(プロジェクトベースドラーニング)です。
「香里ヌヴェールの教育」
-カトリック教育をベースとした21世紀型教育-
『令和の教育』に正面から取り組んでいきたいと思います。
・・・「香里ヌヴェールの挑戦」(第31回)に続く
「香里ヌヴェールの挑戦」(第29回)はこちら
