校長ブログ

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2024年05月23日

4年合宿を終えて

4年生が和歌山・白浜方面での2泊3日の合宿から帰ってきました。引率した藤木参与からの報告です。

教師目線からは何度引率しても、特に宿泊をともなう合宿は緊張します。慣れと緊張とはある程度反比例といいたいところですが、正直に申しますと緊張感は同じでないといけないと思っています。

一方、子ども目線からは楽しさ、興奮、普段できない布団を敷いての会話。盛り上がらないはずがありません。消灯しても廊下までまる聞こえの会話、すぐに「もういい加減に寝なさい」といいたいところですが、4年生とはいえ恋ばなしなんかもありしばらく聞き入った部屋もありました。

さて、今回の合宿では「周りの人に挨拶ができるカッコいい4年生になる」と「この合宿を準備してくださり、お金を出してくださっているおうちの方々に感謝の気持ちを持つこと」。この2点を重点的に言い続けました。果たしてみなが満足のいく内容だったかはわかりませんが、前者はよく声がでていたと感じています。

また、褒められないこともありました。おやつを持ってきて部屋で食べる班もありました。通常であれば「何でこんなことをした」「おやつは持ってきてはいけない決まりになっている」等の指導になりますが、全体の前で「持ってきた人。食べた人はどの先生のとこでもいいので自分から名乗り出なさい」と伝えました。名乗り出ない選択肢もあったと子どもにはあったかもしれませんが、ほどなく叱られるのを覚悟して名乗り出てくれました。

私は非常に勇気のいる行動だと思います。班の一人でも嫌だと言えば名乗り出にくい状態だったと思いますが、カッコ悪さよりそれに勝るカッコいい4年生になってくれたことに感謝した合宿でした。