校長ブログ

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2024年06月29日

プレテストを実施

 今日は年長のお子さん対象のプレテストでした。ベルナデッタホールに集合後、お子さんをお預かりしました。一生懸命手を振るお母さん。ハグするお父さん。ホールからテスト会場に向かって出ていくまで、お子さんに注がれる会場の温かいまなざしに「いいもんだなあ。」と感じて、こんなお話をさせて戴きました。「1年生の親御さんにも、登校時に時間があればどうぞ教室まで送ってあげてください、と申します。中学年や高学年になったらもう一緒に手を繋いでなどということは無くなってしまうのです。今お大事にして戴きたいのです。けれども、これから中高生になられても就職されても、また結婚されても、その『大丈夫かな』という親としてのまなざしは変わることはないと思います。私たちの親もきっとそうであったように。だからこそ、入学試験という体験を親子で楽しんで準備して戴きたいのです。」私は幼少期に続いて小学校時代は、本当に人生の土台を創る時だと考えています。しっかりとご家庭の愛情という栄養を根っこに入れて戴くことこそ一番大事です。その時に一番大事なのは今日会場で感じた保護者の皆様のまなざしだと思っています。お話のなかで、かつて私が担任として出会ったあるご家庭のお話をしました。その子の家庭では毎日2時間かけて夕食を食べるのを日課とされていました。「立派な料理があるわけじゃありませんが、家族みんなが今日あった出来事や感じたことを話し聞きあうのが、我が家のご馳走なんです。」そんなお話をされていたお母様を思い出します。「本校はご家庭と心を合わせて温かいまなざしのもと、ゆっくりとその人生の土台作りをしていく学校です。どうぞいらしてください。」そう締めくくりました。今日の体験が楽しく思い出に残るものであったことを祈りつつ、皆さんを心からお待ちしたいと思います。