校長ブログ

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2025年07月16日

海外進学フォーラムがありました

 昨日、併設しております香里ヌヴェール学院中高で「海外進学フォーラム2025」が開催されました。当校はすでに30人ほどの開学大学への進学者を出しており、大阪府の中でもトップクラスの実績をあげています。すでに今年で5回目の開催ですが、毎回本校から海外に進学している現役大学生が、海外での学びの様子を話してくれます。それに先立ち今回は東京の三田国際科学学園中高の楢島知哉教頭先生が、これからの時代の進路選択について興味深いお話をしてくださいました。三田国際科学学園中高は今や毎年100人もの海外大学進学者を出している高校ですが、楢島先生は「それが凄いとか、海外大学に行く方が良いとか、言っているのではありません。」と話し出されました。講話の詳細はここでは書けませんが、私が印象に強く残ったのは、日本の大学生と海外の大学生の学習の量的な違いです。皆さんは日本の大学生の1週間の学習時間の平均がどのくらいか、ご存知でしょうか。1日平均49.6分だそうで、小学生の平均学習時間より少ないのです。自分も昔、アルバイトやクラブに明け暮れていましたので、そんなものか、と思ってしまいますが、毎年登場する海外の大学生は10~14時間勉強するのが当たり前です。こういった現実を踏まえながら、楢島先生は「自分の未来を主体的に捉えた進路選択をすること」「偏差値に依存せず将来の学問・職業に紐づいた大学選びをすること」「進路をグローバルに捉えること」の大切さをお話下さり、聞きに来ていた本校の生徒に『Be unique!(とんがれ!)』という素晴らしいアドバイスをくださいました。小学生にとっても、いつかは自分事として来る進路選択。これからの時代はどのくらい自分の未来を主体的に描けるか、が問われます。非常に考えさせられる機会でした。(日米の大学生の比較の資料を是非ご覧ください。)