校長ブログ
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2025年12月18日
思い出に残るクリスマスセアンスに
いよいよ学期末。短縮授業となり午後からは個人懇談が行われています。今日はクリスマスセアンスの通しでの練習を見ました。本校では2年生の有志の子どもが天使役、5年生の有志の子どもが聖劇の役を演じ、合唱団の子どもたちが聖劇での歌を担当します。会場のベルナデッタホールには衣装を着た子どもたちと、副担任の先生たち全員が集まって、練習が始まりました。旧約聖書の創世記の朗読から始まり、神様が心から愛している人間の世に「救い主」を送られた深い計画を学びます。やがて聖書に記されたイエスキリストの誕生劇が演じられるのです。
私の経験では卒業して大人になっても卒業生同士口ずさめるのは、このセアンスでの聖歌の数々です。子どもたちにとって、それだけ心に残る行事なのだと思います。そしてその聖歌やせりふは、私が本校に来た30年前からほとんど変わっていません。これは聖母女学院の二つの小学校だけではなく、併設する幼稚園においても同様です。藤森キャンパスである50歳代の業者さんが、本学の幼稚園の卒園生だと告げられたことがありました。あまりに懐かしい!と言われるので園内部をご案内した時、幼稚園の講堂の舞台のある場所を指さして、「ここです!クリスマスに、ここに立って天使ガブリエルの役をしたのです!」と嬉々とした表情で言われたのには驚きました。本校で劇に出演する子どもたちにとっても、また会場で祈りに参加する子どもたちにとっても、いつの日か、懐かしく思い出されるクリスマスセアンスになることを願っています。。