校長ブログ
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2025年05月1日
小学生の頃、夢中になっていたこと何ですか
「校長先生、小学生のころ、夢中になっていたことは何ですか?」4年生の男の子が、朝、正門で尋ねてくれました。「6時間目の授業に使いたいので休み時間、インタビューしていいですか?」休み時間は来客があったので「わかった。紙に書いて届けるね。」とお返事しました。
皆さんなら何とお答えになりますか?
私も何だったかな…と考えながら二つのことが思い浮かびました。一つは「ソフトボール」もう一つは「土器集め」です。当時は王・長島の全盛期でテレビの中継も巨人戦しかなかった時代です。子供用のユニフォームを買ってもらう友だちもいて、上手な子が1番3番の背番号を付けていました。私はユニフォームを買ってもらえなかったため、紺色の長袖の上に学校の半袖の白い体操シャツを着てソフトボールに夢中になっていました。私の背番号は9。けれどもかっこいい背番号は買ってもらえなかったので、父親が墨で9と書いてくれました。今となっては懐かしい思い出です。真っ暗になるまで毎日遊んでいました。やがて学校時代をずっと野球部で過ごすことになります。もう一つの「土器集め」は自宅の近くにあった沢山の古墳で遊びながら、落ちている土器の破片を集めていました。それはその後歴史に興味を持つきっかけとなり、高校の社会科教員を目指すことに繋がりました。この二つから「高校野球の顧問として甲子園に行く!」が自分の目指す夢になったのです。
夢中になる事。大事だなあと思います。男の子へのお返事の最後にも書きました。「勉強ができるかどうかより大事なことは、夢中になることをいっぱい持つこと!」夢中になれる子どもは必ず伸びる!そう確信しています。