校長ブログ
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2025年10月20日
「春夏秋冬」小さい秋見つけた(その2)
先週の休日、兵庫県丹波市のビニルハウス周囲の電気柵で「秋」の代表格、赤トンボを見つけました。色づきも見事で、頭のてっぺんから眼や尻尾まで真っ赤な体を太陽の光に照らされ、宝石というか芸術品のような姿に見とれていました。
さて、赤トンボ、シオカラトンボなど多くの「トンボ」がいますが、赤ヤンマ、シオカラヤンマはいません。先日5年生がオニヤンマを校舎内で捕まえましたが、はて?「オニトンボ」でなく「オニヤンマ」。「トンボ」と「ヤンマ」は何が違う?
子どもたちに違いを尋ねると、「大きいのはヤンマ」で、「小さいのはトンボ」。確かにその通りで、小型から中型は「トンボ」と呼び、だいたい5㎝以上の大型の部類は「ヤンマ」と呼んでいます。
また、顔全体を覆うほど眼が大きいのが「ヤンマ」。翅の模様の一部が四角なのは「トンボ」で、同じ場所が三角になっているのが「ヤンマ」。水平か少し斜めにとまるのが「トンボ」、ぶら下がってとまるのが「ヤンマ」等で区別しているようです。
なお、ギンヤンマは昆虫界最速の時速70㎞で飛べ、反転も上手で目的地に着いてすぐ帰る様子からできた成語の「トンボ帰り」の代表格です。「ヤンボー、マーボー天気予報」で有名な農機具等メーカーの「ヤンマー」。この社名はオニヤンマの「ヤンマ」から採用されました(…よう知らんけど)。