校長ブログ

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2025年10月30日

卒業生との再会

今年の運動会、多くの卒業生が来てくれました。楽しいことばかりでなく、叱ったことも多々ありましたがやはり嬉しいものです。懐かしい顔を見ながら昔話で盛り上がったとき、「先生、自分らの中で一番面白かった思い出は何やった?」と聞かれました。「そやな~、いっぱいあるけど……あの場面かな~」と内容を答えると、一同手をたたいて大爆笑でした。

それは6年生当時の授業開始直後のことです。教室に入るとなぜか、みな静かに私を見ています。正確には注目している?が近い表現です。いつもはもう少しざわざわ、がやがや。何か言いたそうだけど静かに「ニコニコ笑顔」でなく「ニヤニヤ笑顔」。「ん…、何だ⁈この違和感は。こんな空気は初めて。絶対に何かある!」。教壇からクラスを見回しながら違和感を探します。何と!窓際一番前の席に隣のクラスの男子が座っているではありませんか。「なんでここにおるねん。〇〇のクラスは隣やろが!(すみません。さん付けで呼べませんでした)」と言うと、いそいそと「ニコニコ笑顔」で戻っていきクラス中が爆笑に包まれました。

実は、チャイムが鳴り自教室に戻るのが遅れた男子がいました。私が隣のクラスの児童がいることに気づくかどうか、担任が欠席者の席に座らせていたのです。ニヤニヤ笑顔はこれからどんな展開になるのかをクラス一同が期待したワクワク感からだったのですが、担任が主犯だったようです。こんなときだけとは言いませんが、あんな短時間によくクラスが一枚岩になったものだと感心する次第でした。日頃の学級経営の賜物と言えばいいすぎでしょうか。

してもいい「いたずら」と、してはいけない「いたずら」がありますが、今も昔も笑えるこんないたずらは大歓迎です。ちなみに、主犯の担任はたしか…、西村とかいう名前の先生だったような気がします。