校長ブログ

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2025年10月29日

「カマキリと虫」の授業(その1)

4年生の昆虫大好き児童が集まっているクラスの話です。子どもたちが「カマキリが産卵した」と言って来ました。教室を訪ねると2つのプラケがありました。何と!大きいケースのカマキリは2つ目の卵の産卵中でした。姿や卵の形から大カマキリです。もう1匹はウスバカマキリでしょうか。子どもたちは一生懸命私に説明をしてくれます(お願いだから一人ずつ話して欲しいんやけど…、聖徳太子と違うねん)。

虫や魚が大好きだった私の子どもの頃によく似ているなあ…(何だかうれしくなります)。一方、「動きが嫌」、「姿や形が嫌」、「汚そう」、「生理的に無理」、「飛ぶから」等、そんなボロカスに言わなくてもと思うほど虫が苦手な人も増えています。個人的には子どもたちの虫好きを許容していただいている保護者のみなさま、そして担任に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
子どもたちから「カマキリと虫」の授業をして欲しいと頼まれたため、日を改めて以下の内容を中心に話しました。
① カマキリとモンシロチョウの名前の由来(なぜ、カマキリというのか。なぜ、黒いモンなのにモンシロチョウと呼ぶのか)。
② カブトムシや蝶のように、卵→幼虫→蛹→成虫と姿を変える虫は「完全変態」、カマキリやトンボのように、卵→幼虫→成虫と姿を変え蛹にならない虫は「不完全変態」と言う。

嫌な予感は的中するもので、黒板に書いた「変態」という文字に子どもたちは思いっきり反応しています。「変なおじさんのことではないよ~」といっても、しばらく「変態」から離れることができない様子も私の子どもの頃とそっくりでした。当時の先生の苦労がよくわかりました。