校長ブログ
2026年03月17日
「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」
今日は3月17日です。桜の話題があちこちで聞かれる季節となってきました。毎年この頃は「今年の桜は冬が寒かったからどうだ」とか「いつが見ごろか」など、巷の話題になります。開花宣言はまだですが、何と!一輪だけ開花しているのをクロックルーム右手で見つけました。おそらく、明日以降の雨が「恵みの雨」になり修了式後は一気に開花が進むと私は読んでいます(あてにしないでくださいね)。
さて、今から25年ほど前の話です。当時のことを覚えている教職員も少なくなったと思いますが、香里学舎には桜並木を中心に、正門付近、噴水の庭、はだしの広場、木立の広場などに現在より多くの桜がありました。しかし、「葉のついていない枝」、「幹に黄色や白色のキノコが生えている」等、朽ち始めて幹折れする可能性の桜も散見されたため、伐る提案をしたところ、複数の方からこの諺を言われてしまいました。本来の諺の意味は違いますが、伐りたくないという強い気持ちから出た言葉だったのでしょう。
数か月後、守衛室後方にあった桜が根元付近から突如倒れ、電線に引っかかって止まりました。幸いケガ人等はありませんでしたが、折れた部分の幹は空洞で周囲は朱色に朽ちていました。専門家による点検調査の結果、25本超が朽ちて倒れる可能性があると判断され、根元から伐採されました(テニスコート横の若い桜3本はその当時に植え替えられたものです)。桜(ソメイヨシノ)の寿命は平均60年~80年とも言われています。記録がないため学内の桜がいつ植えられたのか不明ですが、玉造からこの地に移り90年近くになることを考えると、寿命が近づいていたのかもしれません。
なお、大きな切り株があちこちに残っているのは重機が入らない、配管が地中にある等の理由で根起こしができなかった桜です。成長したときを考えると10ⅿ程度、最低でも8ⅿは隣の桜と距離をあけて植えるのが根や枝同士の面からいいようですが、場所によってはかなり窮屈だったようです。
お花見のときは注目される桜ですが、それ以外の季節も常に葉や枝、幹の様子、毛虫等の害虫にも注意を払いながら、今後もヌヴェールの桜を大切に見守っていきたいと思います。