校長ブログ
2026年07月31日
「母親は太陽」
いよいよ今日で7月が終わります。被災地熊本では発災後72時間が経過し、懸命な捜索活動が行われているとのこと。猛暑のなか、電気も水も止まった被災地の映像に言葉もありません。救いの手がどうかどうか一刻も早く届きますように。
前回は安田さんがお母さんにかけられた言葉をご紹介しました。今日は物まね芸人のコロッケさん。姉弟の二人を一人で育ててくれたお母さんのお話です。ご存知の方もあるかもしれませんが、コロッケさんは右耳が全く聞こえません。小学校のプールで耳に入った水が原因で中学時代に中耳炎になったのですが、医者に行くとお金がかかると放置していた結果、完全に聞こえなくなったそうです。家は貧しくお米が買えないある日、あられがご飯茶碗いっぱい出てきたそうです。「今日はあられたい。あられご飯なんてなかなか食べられんとよ。」と明るく笑うお母さんにつられて家族で大笑いしたそうです。どんな時もプラス思考で笑いに変えてくれるお母さんにはある口癖がありました。それは『あおいくま』。これは「あせるな」「おこるな」「いばるな」「くさるな」「まけるな」の頭文字を並べたもの。お母さんは「人生で大切なことはこの五つたい。」と言って紙に書いて柱にも貼っておられたそうです。その後、某ものまね番組で初優勝した時。努力を重ねて人に負けずに頑張ったけれども、コロッケさんには、「優勝したって何になる?」と猛烈な虚しさに襲われたそうです。でもその時、お母さんが言っていた本当の意味に気づいたそうです。「『まけるな』はあの人に負けるな、と人に対しての言葉だと思っていたけれど、本当は自分に対する言葉だったんだ。」コロッケさんはこの気づきが、その後の自分の大きな転機になったと言います。「自分に焦るな」「自分に怒るな」「自分に威張るな」「自分に腐るな」「自分に負けるな」このお母さんがくれた『あおいくま』に支えられ、不自由な耳のハンディにも腐らず、むしろ人の表情を徹底的に観察する力を磨いて、自分流の物まね芸を開拓できたとのことです。どんな時にも笑いを大事にされたお母さんが今のコロッケさんを育てました。「母親は太陽!」至極もっともな言葉だと感じました。