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2018年11月14日
「香里ヌヴェールの挑戦」(第5回)
「香里ヌヴェールの挑戦」(第5回)
今回は、香里ヌヴェールの前身の大阪聖母女学院の方々のお話をしたいと思います。
東京の学校で管理職をやって10年。
いろいろな経験を積みました。いいことも大変なことも。
10年間全力で駈け抜けてきましたので、
心身ともに疲れていて、ちょっとゆっくりしたいと思っていました。
それで、最初のブログで書いたように関西訪問です。
実は、関西の学校と聞いて、
ちょっと「押しが強い人たち」が多いのかな(笑)なんて、
まあ誤解ですね。
そうでもないか(笑)(笑)
さてさて、聖母人の皆さま。
本当にホッとする方々なんです。
「お上品な」方々。
本当ですよ。
生徒たちも、もちろん。
今時ですからお嬢様とまでは言いませんが(笑)
仕事柄いろいろな学校に出入りするのですが、
けっこう「こわい」先生がいるものです。
いわゆる生活指導系の「こわい」先生は、
普段はやさしい先生が多いので、実はあまり「こわく」ないのです。
それより、外部から来た先生、
私の場合はちょっと目立った校長だったりしたもので、
「なんだあいつ…」みたいな視線を浴びたりするものでして。
何となく「ヌシ」みたいな先生の強い視線が突き刺さると、
急に気持ちがざわざわするのです。
あ、すいません、
自分のくだらない話で・・・読み飛ばしてください。
聖母人は、
そんな「こわい」先生は皆無で、
接すれば接するだけ、その優しさに癒されている自分を、
大阪から品川に向かう新幹線で感じるようになりました。
それで、前回もお話したPBL。
ロジカルに学ぶところは、もちろん大事なのですが、
グループで学ぶ時という側面もとても、とても大事です。
あるお題(プロジェクト)に対して、
グループで学ぶ時は、各自が『ジブンゴト』として考え、
意見を出し合い、議論をして、
出てきた結論に対して、グループがどのくらい共感をもてるか、
ということが必要不可欠だと思います。
「あ、いいな」
「自分も積極的にやってみたい」
「なんか面白そう」
人は感情のある生き物です。
正しいから、とか「~すべき」というロジカルだけで物事は上手くいくわけではないと思います。
PBLが上手くいく学校と、上手くいかない学校の大きな違いは、
そこにいる人たちのマインドが一番大事だと思います。
授業を担当する先生たちが、
PBLマインドを日常から持っていることなしに、
授業で生徒たちとPBLをすることは難しいと思います。
「学校は人の集まる場所」
「安心して行ってみたくなる場所」
香里の丘という場所に触れて
「このプロジェクトは楽しそう」
と、心がまさに聖母人によって揺り動かされたのでした。
・・・「香里ヌヴェールの挑戦」(第6回)に続く
「香里ヌヴェールの挑戦」(第1回)はこちら
「香里ヌヴェールの挑戦」(第2回)はこちら
「香里ヌヴェールの挑戦」(第3回)はこちら
「香里ヌヴェールの挑戦」(第4回)はこちら

