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2017年04月26日
【5年生 宗教】ありのままの自分がステキ!
【5年生 宗教】ありのままの自分がステキ!
先日、林神父様の宗教の授業がありました。
5年生は、1年間林神父様に宗教の授業を担当していただきます。
初めてのこの日は、「世界でいちばんたいせつなきみ」というお話を読んでいただき、
そこから「ありのままの自分」ということについて考えました。
【世界でいちばんたいせつなきみ】
ここは、彫刻家のエリの作った「ウイミックス(小人たち)」の村。
この村では、誰もが同じことに夢中になっていました。
それは、秀でた才能のある人やかっこいい人には「お星さまシール」、
だめだなあと思う人には「だめだめシール」を貼る、ということです。
何の取柄もない「パンチネロ」は、だめだめシールだらけ。
もう、外に出るのも嫌になってしまいました。
そんなとき、どちらのシールもはられていない不思議な小人「ルシア」に出会います。
ルシアのようになりたいと思ったパンチネロは、ルシアに言われて彫刻家エリのもとへ向かいますが…
そこで、エリは、だめだめシールだらけになったパンチネロにこう語りかけます。
「おまえは、他のウイミックスから”だめなやつだ”というレッテルを貼られ、
おまえ自身もそう思っているかもしれない。
だけれども、わたしにとっておまえは大切な存在なんだよ。
なぜなら、おまえはわたしがこの手で造った作品だからだ。」
このお話を聞いて、子どもたちはすぐに「エリは神様のようだ」「小人たちは人間のことだ」と気が付きました。
そして、SMAPの「世界に一つだけの花」を聴き、
比べあい争いあうことに意味のないことや、
ありのままの自分でいいのだというお話をしていただきました。
知識を深めたり能力を高めたりしていくことは、もちろん大切です。しかしそれ以前に、「ありのままのあなたに価値がある」というメッセージを、私自身も伝えていきたいと感じる授業でした。