校長ブログ

　今日から4年生SECが校外合宿に、滋賀県のアクティプラザ琵琶に2泊3日で出発しました。合宿では自分でパスポートを作り税関で手続きする練習やレゴを使ったアクティビティ、琵琶湖でのカヤック体験や染め物体験を英語の環境の中で行います。また様々な課題に応じたプレゼンテーションの機会もあります。有意義で楽しい三日間を過ごして欲しいです。

　昨日は5年生と6年生が水泳授業で校外に出かけたため、事情で参加しない子どもたちと図書館で自習をしました。それぞれが課題を持ってきて真剣に取り組んでいました。5年生と過ごしている時、女の子が「校長先生。この算数の入試問題、教えてくれませんか。」と質問に来ました。「いいよ！」二つ返事でまずは問題に挑戦。6年生を担任していたこともあったので、何とかなるか、と軽い気持ちで引き受けたのですが…。これが難問。立体を切断した時の体積を求める問題です。正直、困りました。何度も図を書き悪戦苦闘…「先生でも難しいですか？」覗き込む女の子に「ちょっと時間くれる？」と言って取り組みましたが解法の糸口すら見つかりません。「明日ね。」と答えて時間は終了。職員室で合間をぬって解きますが解けません。ついに算数に詳しい女の子の担任、山本先生に相談しました。「これはなかなか手強い問題ですね。」と言いながらも山本先生は10分ほどで解いてくれました。説明を聞きましたがそれでも良くわかりません。そこで今日、女の子に手紙を書きました。「昨日はお疲れ様でした。算数の問題…夕方まで頑張ったけれど解けませんでした。くやしい！山本先生に教えてもらいましたが、それでもわかりません。ごめんなさい。山本先生に教えてもらってね。」正直に書いて先生に指導をお願いしました。久しぶりの入試問題にチャレンジしましたが解けなくて悔しいです。解いて教えてあげたかったな、と思います。けれどもこうして勉強をとおして5年生と繋がれたことは教師冥利に尽きますね。リベンジしなくては！