校長ブログ

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2025年06月24日

心熱くなるお手紙を戴きました

 蒸し暑い雨の一日。1年生と4年生の参観授業がありました。また災害発生を想定して、お迎えの保護者に子どもたちを引き渡す訓練も同時に行いました。保護者の皆さま、ご協力、ありがとうございました。

 今日は先日、70年ぶりにアメリカより母校に里帰りしてくださった卒業生に同行してくださった方からの、感動的なお手紙をご紹介します。

 「お忙しい中を私たちのためにたくさんの時間を割いていただき、心より感謝しております。(中略)あの日、卒業生のNさんにとって、70年ぶりの母校に立てたこと、校長先生のご案内で御聖堂にまで通していただけたこと、きっときっと心が歓びと感動と懐かしさに震える時間だったと思います。玄関から大きな大きな廊下に入れていただいた時に、Nさんが呟かれた言葉を私は忘れることができません。涙が出ました。『ここ、ここなの。ここをいつも思い出していたの。』と。校長先生、ここだったのですね。ここでした、先生。わずか11歳で日本を離れアメリカでの日々は寂しさも不安も困難も悲しみも多々あったでしょうが、そんな彼女の精神を励まし、癒し、あたためていたのが貴校で過ごした日々の思い出たちだったのだなあ、と思いました。貴校で精神の灯をいただき、彼女はきっと、その灯を消さぬよう生きてきて、何度も思い出していたのでしょうね。いつか、もう一度、あの場所へ、と願いながら生きてきた彼女を、70年たって、彼女を抱きしめるように迎えてくださったこと、本当に、本当に、校長先生、ありがとうございました。(後略)」

 こんなに思ってくださる卒業生が居てくださることを心から誇りに思います。